おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
今回のテーマは【ホイールナット】です。
ホイールナットには種類が様々あり、メーカーによって形も変わってきます。
結構曖昧な締め付けトルクや締め付け時の注意点も紹介していきます。
ホイールナット
ホイールを取り付けるためのナットです。
昨今は
• スチール
• ジュラルミン
• クロモリ
• チタン
等の素材の種類もあり、また盗難防止用のロックナットも多く販売されています。
まずは種類について解説していきましょう。
スチールナット
一般的に流通しているナットです。
純正でもこのスチールナットが採用されています。
メリット
• 強度が高い
• 安価
• 製品精度が高い
の3点が主で、特に純正品は製品精度がかなり高いです。
デメリット
• 重い
• 錆びる
• ファッション性が劣る
の3点が主です。
やはりスチールは重量があり、一個一個は大差ありませんが、車に付いてる全てのナットを合わせるとかなりの重量になります。
ジュラルミンナット
社外ホイールメーカー等が主に販売しているナットで、アルマイト加工された綺麗な色のものが多いナットです。
メリット
• 軽い
• ファッション性が高い
の2点が主で、重量に関しては本当に軽いです。
デメリット
• 強度が少ない
• ネジ山が無くなりやすい
の2点が主で、特にスポーツ走行をする時にジュラルミンのナットを使用すると強度不足でナットが破損し、最悪走行中にホイールが外れることもあります。
私も実際見たことありますが、走行中にホイールが外れた人の大半はジュラルミンナットでした…
何回もホイールの脱着を繰り返すと、ナットのネジ山が無くなってきてしまうので、定期的な交換が必要になります。
走行前に確認すればホイールが外れる等のトラブルは回避できると思います。
また、インパクトレンチ等での締め付けは絶対にNGです。
クロモリナット
クロムモリブデン鋼を使用したホイールナットです。
主にレースやスポーツ走行をメインに使用されています。
メリット
• 強度が高い
• スチールよりも軽い
• 耐熱性に優れる
の3点が主で、強度と耐熱性はスチールの凌ぐものがあります。
また耐熱性も高く、走行による加熱でナットの膨張も少なく、ナットの緩みの心配も少ないです。
デメリット
• ジュラルミン製よりも重い
• 多少コストが高い
の2点が主で、素材がアルミ系のジュラルミンには重量で負けてしまいます。
またあまり流通していない素材なので、購入コストが少し割高です。
ですが、スポーツ走行にはかなり適しているので、サーキット等を走る方にはかなりオススメのホイールナットです。
チタンナット
レアメタルのチタンを使ったホイールナットです。
こちらもレースやスポーツ走行に多く使われています。
メリット
• 超軽量
• 強度が高い
• 錆びない
の3点が主で、どの素材よりも軽量&高強度が売りのナットです。
デメリット
• 購入コストが高い
デメリットはこの1つです。
本当にチタン製はコストが高く、ジュラルミン製やクロモリ製の2倍から3倍の価格になります。
ですが、現時点では最強のホイールナットなので、予算が許されるなら使いたいナットですよね ♪
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締め付けトルクや締め付け方法
インパクトレンチやクロスレンチを使用して締め付けを行ってる方も多いと思います。ですが、より正確にホイールナットを締め付けるには【トルクレンチ】が必要になってきます。
基本的にホイールナットの締め付けトルクは
【約110N.m】
で締め付ければまず間違いないです。
古い単位だと
【約10〜11kg f.m】
ぐらいです。
プリセット型のトルクレンチはトルクの設定が固定されており、ホイールナット専用になりますが、簡単に使う事ができます。
締め付けすぎると、ボルトが伸びるだけでトルクがかからなかったり、伸びた事によるボルトの強度低下で折れてしまったりします。
トルクが弱いと走行中にナットが緩み、最悪ホイールの脱落になります。
しかし、この【トルク】には落とし穴があります。
きちんとホイールの穴にナットが当たれば良いのですが、仮にボルトのネジ山がダメになっていて、ナットが固くて回らない場合にもトルクが発生します。
つまりホイールの座面にナットが当たらなくても規定トルクがかかってしまうんです…
その場合はスタッドボルトとホイールナットを交換しなくてはいけませんが、かなりコストがかかります。
そうならないために、ホイールを外した時には、ボルトのネジ山をブラシ等で綺麗にしてやり、取り付けの時にはホイールに当てて傷を付けないようにしてやることが重要です。
またホイールナットを取り付ける時に、ほんの少しCRC等の潤滑剤を塗っておくと、ネジ山がダメになりにくいです。
潤滑剤を塗ったからといって緩むことはありません。
ボルトとナットのトルクはネジ山にはほとんど無く、当たり面の摩擦力で固定されるからです。
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メーカーによるホイールナットの注意点
ホイールナットはメーカーによって変わります。
社外ホイールを使用する場合は社外ホイール用のナットを使わなければなりません。
特に注意したいのが【ホンダ車のホイールナット】です。
ホイールナットの当たり面はセンターを出すためにテーパー状になっているのですが、ホンダのホイールナットは当たり面が球面になっています。
またホンダ純正ホイールも当然当たり面が球面になっているので、ホンダ純正ホイールに社外のテーパー状ホイールナットの使用はできません。
完全に装着できなければ間違えないのですが、装着できてしまうので気がつきにくいんですよね…
ホンダの純正ホイールに、社外のテーパー状ホイールナットを使用すると、当たり面が少なくなりホイールの穴が広がってしまいます。
最終的には走行中にホイールの脱落に繋がるので、注意してください。
まとめ
ホイールナットについて色々紹介してきました。ドレスアップ等にもかなり使えるホイールナットですが、きちんと使わないとホイール脱落の危険性もあります。
そうならないためには日頃からナットの緩みを点検したり、きちんとした工具等での締め付けが重要になってきます。
唯一地面と車を繋げているホイールを取り付けるためのナット…
簡単な部品ですが、簡単だからこそしっかりとした点検をしていきたいですよね ♪
アルマイト加工のホイールナットは本当に綺麗で、車の見た目もグンと良くなります。
お気に入りのホイールナットを見つけて、個性を出してみてはいかがでしょうか?
今回紹介したトルクレンチ等はこちらからも参照することができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
トルクレンチ
プリセット型
(STRAIGHT/ストレート) トルクレンチ ホイール用 差込角1/2″(12.7mm) 15-7103
トルク設定可能型(28〜210N.m)
マルチクラフト(MULTICRAFT) トルクレンチセット MTR-6
クロスレンチ
エーモン アルミホイール用クロスレンチ 17・19・21・21mm 3サイズ薄口形状 1492
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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