おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
朝エンジンをかけたり、水溜りの上を通った時に【キュルキュル】と音が鳴ったことはありませんか?
最初は小さな音であんまり気にしていない時もありますが、しばらくしたら周りの人が振り向くぐらいのキュルキュル音が出て恥ずかしい思いをした方も多いと思います。
私もセカンドカーのメンテナンスを怠って何回かやった事があります 笑
今回はそんなキュルキュル音の原因である【ベルト】について紹介&解説していきます。
車のベルトとは(ファンベルト等)
エンジンの補機を動かすために付いているベルトです。エンジンに付いているクランクプーリーの回転を利用し、ベルトを使いオルタネーター(発電機)やエアコンを回しています。
車により違いますが、3本使っている車種もありますし、最近は1本で全ての補機類を回している車種もあります。
各補機類を違うベルトで回すと部品点数や、クランクプーリーが重くなったりするデメリットはありますが、もしどれかのベルトが切れたとしても運が良ければ走行が可能です。
(エアコンのベルトが切れても、ファンベルトが付いていれば走行はできます。)
1本だけで補機類を回している車種はクランクプーリーが軽くできたり、部品点数が少なくなったりというメリットはありますが、切れたら走行不可になるデメリットがあります。
ただし3本でも1本でもベルトが切れたら、そのベルトが他の部品を叩きつけて破損させる場合があります。
昔、切れたベルトがラジエータを叩いてオーバーヒートしたという事例を見たことがあるので、3本だからと点検を怠らないようにしましょう。
キュルキュル音の原因
エンジン始動時や走行時のキュルキュル音の原因のほとんどはこのベルトです。
水がかかってベルトがスリップしたり、ベルトが古くなり硬くなってもスリップして音が出ます。
またベルトは使用していくと段々伸びていきます。
するとベルトのテンションが弱くなりベルト鳴きが発生します。
ベルトが新しくても補機類のプーリーがベルトの摩擦により減っていれば、プーリーの当たり面が変わるためキュルキュル音が発生します。
キュルキュル音が出たら、まずはベルトのテンションを調整し、また音が出たらベルトを交換します。
それでも音が消えない場合はプーリーを交換する必要があります。
■ベルト調整の注意点■
ベルトのテンションが弱いからと無闇に調整してはいけません。
ベルトにヒビ割れがある状態でテンションをかけるとベルトが切れる場合があります。
調整の際はベルトの状態をよく確認してから行うようにしましょう。
ベルトにヒビ割れがある状態でテンションをかけるとベルトが切れる場合があります。
調整の際はベルトの状態をよく確認してから行うようにしましょう。
ベルトの交換時期
大体のベルトの交換時期は
• 3〜5万キロまたは、4年で交換
をオススメします。
目安としては車検2回に1回になります。
心配なら車検毎の交換でも問題ありません。
(1年車検の車は2回に1回)
また使用環境により交換サイクルも変わります。
いくら距離数や年数が少なくても、ベルトが写真のようにヒビ割れていれば交換になります。
ベルトを少し反対に曲げるとヒビ割れがよく分かりますね ♪
新品のベルトは繊維がしっかりあり、当然ですがヒビ割れはありません。
比べると全然違いますね ♪
補機類のベルトは自分では中々点検できない場合もあるので、12ヶ月点検や24ヶ月点検(車検)でしっかり見てもらいましょう。
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ベルトの交換方法
補機類のベルトは分解整備にはならないので、自分で交換しても問題ありません。(ただし工具や知識が必要なため、自信のない方は絶対にやめておきましょう。)
基本的に車屋さんでの交換を推奨するので、ココでは交換の流れということで紹介していきます。
車により交換方法は変わります。
基本的にはテンショナー(オルタネーターやエアコンがテンショナーの場合もある)のボルトを緩めてベルトを外します。
例えば写真の車ならオルタネーターがテンショナーになっています。
取り付けのボルトを緩めて赤丸の部分の調整ボルトを緩めていけばベルトのテンションが無くなっていき取り外せます。
取り付けはベルトの取り回しを間違わないように取り付け、調整ボルトを締めていきテンションをかけます。
ベルトがピンと張ったらテンショナーの取り付けボルトを締めて完了です。
今回の例では調整ボルト式でしたが、調整ボルトが無くタイヤレバー等をテコにして使いベルトを張るタイプや、オートテンショナー式で調整不要のタイプがあります。
ベルトはしっかりとプーリーの溝に合わせないと破損の原因になります。
また取り回しも外す前にしっかりと確認し、取り付けの時は同じように取り付けましょう。
最近の車は1本ベルトのためベルトの長さがかなり長くなっています。
そのため取り回しも複雑なため、確認せずに取り外すとどのように付いていたのかが分からなくなってしまいます。
外す前に写真を撮ったり、自分で図を書いたりして忘れないようにしておきましょう。
ベルトの鳴きを止める方法
基本的にはベルトやプーリーの交換ですが、応急的にベルトの鳴きを止める方法があるのでいくつか紹介します。ベルト鳴き止めスプレー
ベルト部にこれをスプレーするだけであら不思議!
ベルトの鳴きが止んでくれます。
ただしベルトの劣化が直ったりするわけではないので
『ベルトが鳴き出したけど、後数日で車検!』
といった時用と思ってください。
またグリススプレーや潤滑スプレー等でも鳴きを一時的に止めることができますが、ベルトの劣化を促進させたり、他の部品に油分が飛び散る場合があるのでやめておきましょう。
ベルト鳴き止めスプレーも他の部品に付着しないように吹き付けましょう。
またエンジンが停止した状態で作業をしてください。
エンジンが動いている状態で作業すると、ベルトの回転でスプレーが飛び散るだけで無く、スプレーノズルがベルトに巻きつく可能性があり危険ですのでやめておきましょう。
■鳴き止めスプレーのポイント■
一時的に鳴きを止める物なので、あまり常用しない。
鳴き出したら使用しても良いが、その後すぐに車屋に持ち込み点検をしましょう。
鳴き出したら使用しても良いが、その後すぐに車屋に持ち込み点検をしましょう。
サンドペーパーでベルトを削る
もう1つがベルトの側面をサンドペーパーで削る方法です。ベルト鳴きはベルトが劣化しプーリーで滑るために発生します。
なのでサンドペーパーで古い面を削り、中の新しい部分を出してあげる方法があります。
ただしヒビ割れのあるベルトには意味がありません。
またベルトを外して行うため、どうせ外すなら新しいベルトに交換した方が良いですよね 笑
私はたまにこのやり方をしますが、これはベルトを交換したいが新しいベルトが無い、部品が来るのが明日…
でも車を絶対に使いたい!
という時のみやりますが、基本的には最初にベルトを注文し、部品が来てからベルトを外すのでほとんどやりません 笑
ただ、こういった方法もあると思っておいてください。
いや、忘れてしまっても大丈夫です 笑
まとめ
車のエンジンから聞こえるキュルキュル音ほほとんどは【ベルト】が原因になります。キュルキュル音が出たら車屋さんで点検してもらいましょう。
もし時間がなかったり、車屋さんに入るタイミングが無い場合は【ベルト鳴き止めスプレー】を使用しても大丈夫です。
ですが応急的な物のため、時間のあるときに必ず車屋さんで点検してもらいましょう。
ベルトは自分で交換することができますが、ある程度の知識や工具が必要になります。
自信のない方は車屋さんに作業してもらいましょう。
キュルキュル音は外の人にもかなり聞こえます。
結構恥ずかしかったりするので早めにこうかんしておきたいですよね 笑
また放置すると最悪ベルトが切れたりする恐れがあるので、なるべく鳴り出したらすぐに点検に出しましょう。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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