おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
車のパワーを一気に上げる方法と言えば【過給機の取り付け】です。
自然吸気(NA)の車にポン付けできるキットもあれば、1からターボを取り付けていく方法もありますが、今回はお手軽にパワーを上げれるポン付けターボについて紹介&解説していきます。
ターボチャージャーとは
簡単にターボチャージャーを説明すると、ターボチャージャー(以下ターボ)とはエンジンの排気を利用して吸入空気を圧縮する過給機の事です。
排気側にはタービンがあり、吸気側にはコンプレッサーが取り付けられています。
このタービンとコンプレッサーの羽は繋がっており、排気ガスによりタービンが回される事で、コンプレッサーの羽も回転します。
これにより吸入空気が圧縮されるのです。
ポン付けターボとは
主にNA車に取り付けられるようにキットになっています。キットを購入すれば取り付けに必要な物はほぼ付いてくるため、知識や技術がある程度ある方なら自分で取り付けることもできるでしょう。
また車種によってはボディや部品を加工しなければならない物もあります。
キットは数十万の物がほとんどですが、取り付ければ20馬力も40馬力も簡単に上げることができます。
NAのままでこれだけ馬力を上げようと思ったら数百万はかかってしまうので、コストパフォーマンスは高いと言えます。
ポン付けターボのメリット
ポン付けターボのメリットは• 簡単にパワーアップ
• キットになっているため比較的安価
• 取り付け作業時間が短い
等があります。
やはり魅力は簡単にパワーアップができてしまうということです。
少ないコストでこれだけのパワーを出せるのはおそらく他にはないでしょう。
また専用設計のタイプが多いため説明書の手順で取り付けることができます。
1から作ると仮合わせをしたりと色々時間がかかるので工賃も高くなってしまいますからね…
ポン付けターボのデメリット
パワーが手軽に上げれるポン付けターボですが当然デメリットもあります。それが
• あまりブーストを上げれない
• 油温水温が上がりやすくなる
• 故障のリスクが上がる
• さらにパワーを上げようとするとコストがかかる
等があります。
元々NAのエンジンにターボを取り付けるのですからそれなりのリスクはあるんです。
NAエンジンは混合気の圧縮が高めに作られています。
そしてターボエンジンの圧縮は低めに作られています。
圧縮の高いNAエンジンに多くの空気を詰め込むと当然エンジンは壊れてしまいます。
そのため高いブーストがかけれないのです。
またエンジンの発熱量も多くなるので水温や油温が上がりやすくなります。
なのでしっかりとメーターを付けたりして管理をする必要が出てきます。
必要ならラジエーターの容量アップやオイルクーラーの設置が必要になってくるでしょう。
(キットにはオイルクーラーが付属するものもあります。)
またさらにパワーを上げようとするとエンジン自体をターボ用にしなければいけません。
そのためにはエンジンの圧縮を下げたり、内部の部品を強化品に交換したりと高いコストがかかってきます。
例えば日産シルビアや180SXのNAエンジンであるSR20DEですが、このエンジンのコンロッドにはオイルジェットが付いていません。
(S15や他の車のSR20DEは確認ができてないので不明)
オイルジェットとはコンロッドに穴が空いており、そこからピストンに向かってオイルを噴射し冷却させる構造です。
ですがターボエンジンであるSR20DETにはオイルジェットが存在します。
なのでSR20DEの車を購入しターボを付けようとしてもSR20DETのように思ったパワーが出ない場合があります。
ただシルビアのNAを買ってターボを付けるなら最初からターボモデルを購入すると思いますが…
そんな方はいるのでしょうか…
あっ、私がそうでした 笑
そのためターボモデルのSR20DETを購入し載せ替えました。
安易にポン付けターボを取り付けるとこのような場合があるので気をつけましょう。
オイルジェットが無くても深刻な問題はありませんが、あくまでもポン付けターボキットはお手軽にパワーを上げるためのチューニングと考える方が良いでしょう。
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ポン付けターボの性能を引き出す方法
お手軽なポン付けターボですが、デメリットにもあったようにエンジンを壊さないように安全マージンがかなりあります。そのため思ったようなパワーが出ない場合があるのですが、ちょっとしたチューニングを同時に行うことで安全に性能を引き出すことができます。
インタークーラーの取り付け
キットにはインタークーラーが付いているタイプもありますが、無いタイプもあります。
無いタイプの場合はインタークーラーを別途に購入し取り付けることでパワーがさらに引き出せます。
ブーストを上げたりするわけでは無いのでエンジンにも優しいと言えるでしょう。
ですがインタークーラーの設定がないキットですと配管を作り直さなくてはいけないため多少のコストがかかります。
でもしっかりとターボの力を引き出すためには必要なら部品になるので同時にやっておいて損はないでしょう。
インタークーラーの効果については
【社外インタークーラーの効果!そのメリットとデメリット】
で詳しく解説しています。
コンピュータの現車合わせ
ポン付けターボキットは純正コンピュータでも使えるようなタイプがあります。
ですがしっかりと性能を引き出すためにはコンピュータの現車合わせが必要になります。
また現車合わせをすることによりターボにあったセッティングになるため、エンジンが壊れにくくなるといった利点もあります。
またキットによってはコンピュータが付いてくる物もあります。
その場合は付属のコンピュータを使い現車合わせをします。
そのまま使える場合もありますが、原則としては現車合わせをしましょう。
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性能をしっかりと引き出すにはコストがかかる?
先程も書いたようにポン付けターボでパワーを出していくには色々とやっていかなければいけません。主に
• 効率の良いインタークーラーを付ける
• 圧縮を落とす
• マフラーを太くする
• コンピュータ現車合わせをする
• 冷却系を強化する
等の追加項目が増えてきます。
単にターボにしてパワーを上げるだけならポン付けターボもアリですが、しっかりパワーを出したいのであればポン付けよりも1から作っていった方が安くなる場合もあります。
ポン付けターボの走行レビュー
注:これはあくまで私個人の感想になります。今まで何台かポン付けターボを乗ったことがあるのですが、ポン付けターボでもNAの時に比べたらかなりのパワーアップをします。
基本的に小さなタービンになるので、レスポンスも良くフィーリングも良かったです。
車にもよりますが排気量を上げたかのようなフィーリングになるものが多かったです。
私的には楽しく速く走るならポン付けターボでも全然アリだと思いました。
たまにいわゆるドッカンターボのような車もありましたが、パワー自体はそれほど上がらないため扱い難くはありませんでした。
まとめ
お手軽にパワーアップができるポン付けターボですが、オイルや水の管理がシビアになります。特に温度が上がりやすいのでポン付けターボを取り付けたらオイルクーラーやラジエーターの容量アップも視野に入れた方が良いでしょう。
またさらにパワーを上げるならポン付けターボでは容量が足りなくなります。
そしてエンジン自体にもある程度のチューニングが必要になるため、本当にパワーを上げていきたいのであればポン付けではなく、1からしっかりとチューニングしていくことをオススメします。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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