おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
今回は【ロールバー(ロールケージ)】について紹介していきます。
ロールバーは乗員保護の目的が大きいですが、やっぱり剛性もどれぐらい変わるか気になりますよね?
それでは見ていきましょう!
1. ロールバー(ロールケージ)とは
そもそもロールバーとはどういうものなのでしょう。
ロールバーとは車内をパイプで囲って、乗員保護や車の剛性を上げるための部品です。
正確には囲ってあるパイプを【ロールケージ】
それに追加されてるパイプを【ロールバー】
と言います。
ですが、ここでは一般的にロールバーと言う名称が浸透しているので、その名前を使っていきます。
ロールバーは後付けの部品ですが、オープンカー等の一部の車では純正で入っているものがあります。
国産車で言えばホンダS2000が代表例ですね。
内装で隠れて見えませんが、シート後ろにロールバーが入っています。
剛性アップというよりは、乗員保護の意味が大きいです。
2. ロールバーのレビュー
さてさて、ロールバーを付けることでどれだけの剛性が上がるのでしょうか?私の車にも取り付けてみました。
取り付けたのは一般的に4点式と言われるタイプの物です。
ロールバーには色々なタイプがありますが、それは後ほど紹介していきます。
まずやっぱりカッコいですよね!
取り付けるだけで一気にスポーティになりますよね ♪
気になる剛性はどうなのでしょう?
a.街乗り
早速市街地を乗ってきました。すると乗り出した瞬間に変化が分かるぐらい剛性が違ってました。
まずサスペンションがかなり動きます。
乗り心地は取り付け前より良くなりました。
ただ良く動くのでストロークが短いダンパーだとバンプしてしまって乗り心地がかえって悪くなると思います。
交差点を曲がる時は今まで以上にクイックになった感じです。
安心感も増えましたが、やはり車重の増加も分かるぐらい重くなりました。
街乗りではロールバーはファッションアイテムとしては良いかもしれませんが、走行性能的には必要ないと思います。
ですがやはりなんといってもカッコ良いので付けたいですよね 笑
b.サーキット
やはりレビューはサーキットですよね 笑
ボディ剛性がどれぐらい走行に影響があるのかを鈴鹿サーキットで検証してきました。
注:本来鈴鹿サーキットはロールバーが無いと走行できませんが、特別に走行会ということで無しで走行させてもらいました。
結果から言いますと、車とドライバーによる!
です。
確かに剛性が上がるとサスペンションが良く動き限界が上がりコーナリング性能も良くなりますが、それがかえってピーキーな特性になってしまうとも言えます。
速く走るには必要な物かもしれませんが、やはりある程度のダルさが無いとコントロールはしにくくなりました。
参考までに私のMR-Sでロールバー有無の鈴鹿サーキットタイムです。
ロールバー無 2分45秒
ロールバー有 2分41秒
運転下手なのがバレてしまいますね 笑
ですが、限界は向上したのでタイムは上がりました。
まとめると
• 限界を上げるには良い部品
• ピーキーな特性になる
• サスペンションが良く動くようになる
• コントロールはしにくい
といった感じになります。
3. 乗員保護
ロールバーには乗員保護の目的もあります。オープンカーならロールバーが無いと走れないサーキットもあります。
ロールバーは剛性も上がりますが、やはり乗員保護という目的が1番強いのでは無いでしょうか?
4. 他の補強部品との相性
ロールバーを単体で取り付けた場合と、他の補強部品と併用して付けた場合と比較してみます。ロールバーは基本的に車内のみに取り付けられます。
ロールバーを単体で取り付けた場合だと、剛性アップの体感はほとんど無いでしょう。
なぜなら路面から受ける衝撃はまずタイヤで受け止めます。
その後サスペンションで受け止めて、受けきれなかった衝撃はボディに流れてきます。
もしロールバーのみを付けたらどうでしょう。
タイヤから衝撃を受け、そしてサスペンションに流れます。
その後ボディに流れますが、ロールバーによりコクピット部は頑丈になっています。
衝撃はボディの弱い箇所に集中するので、サスペンションストラット部等に衝撃が集まります。
つまりは車の先端部分がヨレやすくなってしまいます。
ここはかなり重要な箇所で、先端部分がヨレてしまうとタイヤが路面に接地しない現象が起こります。
いわゆる接地感が薄れてしまうんです。
他にも車がバタ付いたり、落ち着きの無い動きになるでしょう。
なのでロールバーのみを入れることはオススメできません。
ロールバーを入れるのでしたら、まずはタワーバーやロアアームバー等のサスペンションや足回り部分の補強を先にしとくのがベストだと言えるでしょう。
しかし当然ボディ剛性が上がるので、サスペンションの見直しも必要になってくるかもしれません。
5. ロールバー 車検
ロールバーの1番の問題と言えば【車検】ではないでしょうか?基本的にロールバーは車検には通りません。
しかし、それはロールバーのパイプが剥き出しだった場合です。
ロールバーには後付けでクッションパッドというものがあり、それを巻きつけることにより車検対応となります。
クッションパッドにも色々な種類があるのですが、主に色が違ったりとファッションアイテムにできるのも嬉しいですよね ♪
人と同じロールバーを入れていても、パッドをボディ同色にしたり、全然違う色にしたりと個性も出せますよね ♪
また全てにパッドを巻きつけなくても大丈夫です。
基本的にパッドを巻かないといけない箇所は、人が乗る場所となります。
特に頭部が保護できるようにパッドを巻くようにすればほぼ問題無いとは思いますが、心配な方は全てにパッドを巻けば確実に車検対応できます。
6. ロールバーの種類
さて、最初にも出てきましたがロールバーの種類について紹介していきましょう!a. 4点式
1番お手軽なロールバーが4点式です。
その4点式にも種類があり
• リアだけのロールバー
• リアからフロントまでのロールバー
の2点が存在します。
1番ポピュラーな4点ですが乗員保護としては十分なので、ロールバーが必要なサーキットを走りたい!という方にはオススメです。
私もリアのみの4点式を付けてますが、剛性感も十分に上がります。
b. 6点式
4点はリアのみかリアからフロントまでの物でしたが、6点式はそのどちらも採用した物になります。
もちろん4点式よりも剛性アップが見込めます。
c. 8点式
6点式にさらにバーを追加したモデルです。
追加箇所はメーカーや仕様によって異なりますが、やはり6点式よりも剛性は上がります。
d. サイドバー
ロールバー自体の種類ではありませんが、座席の横に取り付けられる補強バーのことになります。おそらくロールバーで剛性アップが体感できなかった方でも、このサイドバーを付けたら体感できるのではないでしょうか?
それぐらいこの箇所の補強バーはかなり効果があります。
4点式でもサイドバーが付いている物もあるので、重量を増やしたくないけど剛性を上げたい!という方にはかなりオススメします。
e. ファッションバー
ロールバーは剛性アップや乗員保護の目的をメインとした物でしたが、ロールバーまでは要らないけど見た目的に欲しい!というかたにオススメの物です。
販売されている車種が少ないのが欠点ですが、取り付けるだけで雰囲気がガラッと変わります。
また名前通り剛性アップはほとんどしませんが、乗員保護はある程度できるので、ファッションバーが付いていれば走行可能のサーキットも存在します。
7. まとめ
いかがでしたか?ロールバーと言えばレーシングカーのイメージがあると思いますが、やはり取り付けるだけでやる気のある雰囲気に変わってかっこいいですよね ♪
剛性を上げるのは良いことなのですが、車がピーキーになったり、コントロールの幅が狭くなったりとデメリットもありました…
ですがサスペンションのセッティングや乗り方次第でかなり速く走れることも分かりました。
もし装着に迷っている方がいるのでしたら、まずはお手頃な4点式でも良いと思います。
またやはり車はバランスが大切なので、ロールバー装着前に、もっとお手軽なタワーバー等の装着前から始めても良いと思いますよ ♪
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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