ECUチューニングで車が変わる!性能を引き出すためには!?

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おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆

 

パワーを上げるチューニングと言えば何が思い浮かびますか?

 

吸排気系?エンジン本体?過給器?

 

色々あると思いますが、これらのチューニングの本当の効果を発揮させるには【ECU(コンピュータ)チューニング】が必要になってきます。

 

今回は本来の性能を引き出すためのECUチューニングを紹介していきます。

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ECU(コンピュータ)チューニングとは 



ECUとはエンジンコントロールユニット(engine control unit)の略称で、その名の通りエンジンを制御しています。

 

エンジンは空気を取り込み、燃料を取り込んだ空気に混ぜて混合気にし、混合気をピストンで圧縮したところにプラグの火花で点火して爆発させて動いています。

 

さて、どこでECUの制御が加わっているのでしょう?

 
答えは『全て』です。

 

 

ECUは入ってきた空気の量を読み取り、その空気量に丁度良い量の燃料を噴射させるように命令し、ピストンの上りきった場所を検知し、プラグの点火タイミングを制御しています。

 
言ってしまえば、ECUが無ければ車は動かないのです。

 

キャブレターを使用した旧車では無いものもありますが、キャブレター車でもECUで制御しているものもあります。

 
パワーを上げるチューニングでマフラー交換がありますが、マフラーを交換すれば排気効率が上がるため、当然エンジンに入ろうとする空気の量も増えてきます。

 

空気が増えれば燃料も増やさなければいけません。

 

ですが純正のECUは、その制御ができない場合もあります。

 

制御の範囲を超えてしまう場合があるからですね。

 

ある程度までは制御してくれますが、それがベストな制御とはならない事もあるのです。

 

ECUチューニングをするタイミング

ECUチューニングにはタイミングがあります。

 

「コンピュータチューニングするとパワーやフィーリングも上がるみたいだから、やりたいな」
こう思ってる方もいると思います。

 

ですが、少しだけ待ってください!!

 

もしそのタイミングでコンピュータチューニングをしてしまうと勿体無い場合があるのです!
マフラーのみのチューニングでコンピュータを変えても当然効果は出ます。

 

マフラーのみをしたベストなセッティングになります。

 

ではその後にエアクリーナーやエキマニを変えるとどうでしょう?

 

せっかく合わせたセッティングがまた変わってしまいのです。

そしてまたベストな状態にするためにコンピュータチューニングをします。

 

これって二度手間なんですよね…

 
二度手間だけなら良いのですが、セッティングの料金もまたかかってしまうのです。

 
通常1回目の現車合わせ(コンピュータセッティング)には約15万円のお金が必要になります。

 

2回目以降の現車合わせは、すでにある程度のデータが入っているため安くはなりますが、それでも約5万円のお金が必要になります。

 
これって凄く勿体無いですよね?

 

どうせならマフラーやエキマニ、そしてエアクリーナーもチューニングしてからコンピュータチューニングをすれば、この5万円はかからないのです。

 

ですが吸排気や燃料系、点火系等のチューニングを全て終わらせるとかなりの金額になります。

 

なので『マフラーとエアクリーナーだけ交換してしばらくはこのままで良い』と思う方は、このタイミングでコンピュータチューニングをしても良いでしょう。

 
【コンピュータチューニングをした後は、しばらくチューニングをする予定がない】

 

というのが、1番ベストなタイミングなのかもしれません。

 

ECUのセッティングをする前にやりたいチューニング

本来はやることは全てやり終えてからコンピュータチューニングをする方が良いのですが、先程書いたようにコストがかなりかかってしまいます。

 

なのでコンピュータチューニングする前に、最低でもこれぐらいはやっておいた方が良いというチューニングを紹介します。

 

 

吸排気系チューニング

中でもエキマニと触媒を交換することでコンピュータチューニングの結果がグンと良くなります。

 

エアクリーナーは剥き出しタイプでなくても、純正交換タイプのエアクリーナーで構いません。

 

とにかく排気系が重要になります。

 

排気の効率を上げることで吸気の効率も上がるため、パワーアップに繋がるのです。

 
ECUセッティングには必須の項目と言えるでしょう。

 

インジェクターチューニング

燃料を噴射する部品がこの【インジェクター】です。

 

インジェクターを交換する=燃料の量を増やす

 

と思いがちですが、燃料の量よりも大切な事が【燃料の噴霧状態】です。

 

社外インジェクターは純正のインジェクターよりも細かい霧状の燃料を噴射する事ができます。

 

これにより空気と良く混合し、燃焼しやすい状態にしてくれます。

 

すると爆発力が上がるため、トルクが向上するのです。

 

特に低中速回転でのトルクアップは誰でも体感できるほどです。

 

必ずとは言いませんが、ECUのセッティングをするならしておきたい項目です。

 

点火系チューニング

意外と見落としがちなのが点火系です。

 

イグニッションコイルだったりプラグだったりします。

 

イグニッションコイルは強化品が出てますが、4気筒エンジンの場合で約10万円と高価になります。

 

イグニッションコイルまではやらなくても良いですが、せめてしっかりとした強い火花を出すためにも、ECUセッティング時には新品のプラグに交換しておきましょう。

 

ECUの種類

ECUチューニングをする時に迷うのが種類になります。

 

お手軽なECUから、本格的なECUが販売されています。

 

 

純正マップ書き換えタイプ

ショップオリジナルのマップデータが入ったECUです。
基本的に純正のECUと見た目は変わりません。

 

ショップ毎に得意な車種があり、そのショップがその車用にある程度合わせた物です。

 
例えばシビック(EK9)なら無限からECUが販売されていました。

 

これもこの分類に入ります。

 

ただしショップやメーカーは自分の所にある車をベースにECUを作成しているため、そのECUが自分の車に取り付けて100%の性能が引き出せるかは分かりません。

 

このECUで100%の性能を出したいのであれば、そのショップやメーカーと全く同じにチューニングされた車両を作るしかありません。
(ただし車両の個体差があるため、全く同じににしても100%はまず出ないと思います)

 
ですがこのタイプの魅力はコストです。

 

最初からデータがあり、それをコピーしていくだけなので比較的安く作れてしまうという事が販売価格にも現れてきます。
安い物なら6万円ぐらいからあります。

 

サブコンピュータ

純正のECUはそのまま車両に取り付けた状態で、新たにサブのECUを取り付ける物です。

 

本来ECUはエンジン等のセンサーで空気の量や点火タイミングを監視していますが、サブコンピュータはセンサーのデータを書き換えて、擬似的なデータを純正ECUに送っています。

 

つまり純正のECUを騙しているのです。

 
純正書き換えのECUよりもセッティングの幅はありますが、やはりメインのECUは純正を使うために、上限に限りがある事がデメリットになります。

 

 

フルコンピュータ

純正のECUを取り外し、代わりに付けてやるのがフルコンピュータです。

 

データマップは自分で入力するため、その車1台1台に合ったマップを作る事ができます。

 

プライベーターでセッティングを行う方もいますが、これは本当に経験を積まないとできない難しい作業になります。

 

やったことのない方がいきなりセッティングをすると、最悪エンジンが破損します。

 

基本的にショップで行いますが、マップを製作しなければいけないためコストはかかります。

 

ただパワーやフィーリングを1番引き出せるのがこのフルコンピュータになります。

 

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社外ECUの代表例

無限ECU(書き換えタイプ)



F-CON IS(サブコンピュータ)


F-CON V.Pro(フルコンピュータ)


パワーFC(フルコンピュータ)



 

パワーFCは別売りの【FCコマンダー】を使用する事で、オーナー自身でも簡単にセッティングをする事が可能です。
(先程も述べたように、経験と知識が必要になります)

 

またコンピュータ本体もフルコンピュータにしては安価です。

 

安価だからと言って製品が悪いということもありません。

 
ただ、もっと細かな制御やセッティングをする場合には向いていないため、F-CON V.Pro等のフルコンピュータを使用しますが、本体価格は倍近い値段になります。

 

ECUチューニングの注意点

エンジンの制御をしているECUのチューニングには注意点があります。

 

• 分からないのに自分でセッティングしない
• 中古で買ってきた物をそのまま使用しない

 

が主な注意点です。

 
エンジンを制御している物なので、訳も分からないのに自分でセッティングしようとすると最悪エンジンブローに繋がります。

 

そして中古で安く買った物をそのまま使用することもNGです。

 

中古=前の人のデータ

 

なので自分の車と仕様が全然違うこともあります。

 

そんなデータが入ったECUを繋げると不調の原因になったり、最悪エンジンブローに繋がるので注意してください。

 

中古のECUを使うときは、分かる人やショップに依頼してリセッティングしてもらう方が無難でしょう。

 

まとめ

吸排気やその他のエンジン周りをチューニングしても『劇的には変わらない』と思う方は結構いると思います。

 

その性能を引き出すためにはECUチューニングで、その車に合わせたセッティングをしてあげると性能が引き出せて劇的にパワーアップやフィーリングアップをすることができます。

 

ECUチューニングというと敷居の高いように思えますが、いざやってみると

 

「なんで今までやらなかったのだろう…」

 

と思えるぐらいの効果が出ます。

 

コストも少し高いですが、効果を考えれば妥当なコストと言えるでしょう。

 
もしECUチューニングを考えてる方は、思い切ってやってみてはいかがでしょうか?

 

それでは、本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

  1. ちれ より:

    ECUを本当に書き換えられているか見る方法ありますか?

    1. ちゃま310 より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。
      ECUが書き換えられてるか見る方法ですが、簡易的な事だとレブリミットが純正と違う、スピードリミッターがかからない等があります。

      ただし、書き換えられててもこれらが変わってなければ分かりません。

      後はショップ等でPCで確認してもらう等の方法しかないと思います。

      的確なアドバイスにならずに申し負けありません。

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