おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
今回のテーマは【車高のセッティング】です。
車高調整式サスペンション(以下 車高調)を取り付けた時にどのようにして車高を合わせていますか?
この車高合わせですが、人によってバラバラで、正確に合っていない場合が結構あります。
なので、今回は車高の合わせ方と、車高による車の動きについて紹介&解説していきます。
車高を下げる注意点
車高調を取り付けた車は、任意に車高を下げたり上げたりすることができます。
一般的に車高は下げる方向でチューニングしていきますが、車高を下げるメリットとして
• 安定性向上
• ロール(傾き幅)の減少
等が挙げられます。
ただし車高を下げ過ぎると
• 路面との干渉
• ボディとタイヤが干渉
• 運動性能の低下
等のデメリットも出てくるので注意してください。
車検では最低地上高9cm以上無ければクリアすることはできないため、車高は落としても地上高9cmまでが良いですね ♪
車高の合わせ方
では車高の合わせ方を紹介&解説していきます。車高調を取り付けた方なら分かると思いますが、車高は基本的にタイヤを外して行います。
車高調に付いているネジ(またはCリング)の場所を変える事により、車高を下げたり上げたりできるのですが、調整方法は車高調の取り扱い説明書または購入したお店等に相談してもらうと分かると思いますので、ここでは割愛させていただきます。
車高を合わせる時に、よくジャッキアップポイントを基準に合わせる方も多いと思いますが、これは前後のバランスを確認するときに見るだけで構いません。
私がオススメする方法は
【フェンダーアーチ頂点からホイールリムまでの距離】
で測る方法です。
地面からフェンダーアーチまでの距離だと、タイヤの消耗率や空気圧の違いによって毎回微妙に距離が変わってしまいます。
なので、タイヤの空気圧や消耗に影響しない(ホイールが変形していると不可)ホイールリムからフェンダーアーチまでの距離を測ります。
写真で見るとこちらの測り方はNGです。
この様にフェンダーアーチからホイールリム間なら正確に測ることができます。
また測るときは必ず平坦な場所に車を置いて測ってください。
車高差による車の動き
車は前後の車高差によってかなり動きが変わってきます。
前後で1cmの違いがあれば車の性格はガラッと変わるでしょう 汗
乗り手により好みは分かれますが、ここでは基本的な車高差による動きを紹介していきます。
フロントの車高が高い場合
フロントがリアよりも高い場合の車の動きは、アンダーステア気味になりますが、リアの粘りは増えます。ターンイン時には曲がりにくいと思うかもしれませんが、立ち上がり時にトラクションがかかるようになります。
ブレーキング時には前のめりの姿勢になりにくいので、4輪でしっかりと止まることができます。
基本車は前傾姿勢ですが、S2000やRX-7(FD3S)等の一部の車種はフロント上がりの方が運転しやすい傾向にあります。
恐らく50:50の車がフロント上がりの車高が良いのかもしれません。
リアの車高が高い場合
フロントよりもリアの車高が高い場合は、オーバーステア気味になりますが、ハンドリングが向上します。ほとんどの車種はリア上がり(フロント下がり)のセッティングですが、フロントに荷重が乗りやすいので軽快な動きをしてくれるようになります。
ターンイン時に素早く車の向きを変えることができますが、立ち上がり時にはホイールスピンしやすくなるので注意する必要があります。
前後の車高が平行な場合
フロントとリアが平行な車高の車の動きは、その車の基本特性をみることができます。元々車によってアンダーステア特性の車や、オーバーステア特性の車があります。
(ほとんどの車はアンダーステア特性)
平行に車高を合わせる事により、その車の基本特性を見極めやすく、また動きが素直なので操作しやすい傾向にあります。
とりあえずは平行に合わせて、そこから自分の運転しやすい方向に車高を合わせた方が、セッティングの近道かもしれません。
平行からセッティングを出す場合の基本は、次の項目で解説していきます。
車高合わせの基本
車高を合わせる際にフロント上がりにするかリア上がりにするか迷うかもしれませんが、まずは前後平行になるように車高を合わせます。前後の車高の高さは、横のジャッキアップポイントの高さで測ってください。
横のジャッキアップポイントは写真の○印の箇所に左右あります。
最初は前後を平行に合わせて、走ってみてアンダーステアが強いならフロントを下げ、オーバーステアが強いならリアを下げるように合わせていきます。
注意する点は、例えばアンダーステアが強くてセッティングをし直す場合はフロント下げてください。
リアを上げても同じ事になりますが、車高を上げると運動性能が落ちる場合があるので、なるべく下げて合わせるようにした方が良いでしょう。
そのためには車高を下げる時は最低地上高10cmまでにしておくと、下げる方向に調整がしやすくなります。
まとめ
車高を下げる事により安定性や運動性能が上がります。
また前後の車高のバランスでも車の動きを変化させれます。
そのバランスをしっかり合わせるためにも、車高を測る場所を間違えてはいけません
。
車高を合わせるポイントは
• 純正の車高を測る(車高調が入ってる場合は調整前の高さを計測)
• 測る位置はフェンダーとホイールリム間
• まずは平行に車高を合わせる
• セッティングする場合は下げる方向で合わせる
の4点です。
多少面倒かも知れませんが、これが1番確実で、1番の近道だと経験上思っています。
前後バランスを合わせる時は一気に下げたりするとバランスがいきなり崩れる場合があるので、多くても5mmぐらいからの調整をしていった方が失敗は少ないです。
注:車高調側で5mm下げても、実際下がる数値は5mmとは限りません。
ですが、調整の目安として車高調側で測っても問題はありません。
車高のバランスを合わせる事で自分好みの動きにすることができるので、アンダーステアやオーバーステア等で悩んでいる方、もしくはハンドリングを良くしたいと思っている方は1度バランスを合わせてみても良いかも知れませんね ♪
それは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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