バネレートとは?バネの選び方や種類を整備士が紹介!

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おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆

 

車には路面からの衝撃を緩和するためのサスペンションが取り付けられています。

 

サスペンションは主にバネ(スプリング)とダンパー(ショックアブソーバー)が組み合わさってできています。

 

ですが、バネは全部の車が同じ硬さではありません。

 

スポーツ走行をする時にもこのバネの硬さは重要になってきます。

 

今回はそんなサスペンションのバネについて紹介&解説していきます。

 

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サスペンションとは

まずは簡単にサスペンションの説明をしていきます。

 

サスペンションは先程書いたように、バネとダンパーが組み合わさって成り立っています。

 

バネは皆さんが知ってるように、力が加われば縮み、力が無くなれば元の状態に戻ろうとします。

 

ダンパーはバネの縮んだり伸びたりするスピードをコントロールするための物です。

 

またバネは縮んだ状態から勢いよく戻ると、伸びた力の反動でまた縮もうとします。

 

 

これを抑えるのもダンパーの仕事です。

 

ダンパーが無ければ車はずっと上下左右にふわふわと動いてしまうのです。

 

 

バネ(スプリング)の種類



車のバネには主に
• コイル
• リーフ(板バネ)
• トーションバー
• エア
• ゴム
といった種類がありますが、今回はオーソドックスなコイルについて解説します。

 

 

コイルスプリングは一般的な渦巻き状のバネです。

 

乗用車のほとんどに使われているバネでもあります。
(貨物車両等はリーフの場合がある)

 

 

バネレートとは?

バネには硬さがあり、例えば5kg/mmなどの数字があります。

 

この数字がバネの硬さで、先程の5kg/mmのバネなら

 

【5kgの重さで1mm縮む】

 

という事になります。

 

 

車両重量1000kgの車で、フロントの右に掛かる力が250kgならフロントの右が50mm(5cm)縮むという事ですね。

 

この数字の事を
バネレート
と呼びます。

 

スポーツ走行等でバネを交換する時に特に重要な箇所です。

 

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足回りのレバー比

車は車両とホイールを繋ぐアームと呼ばれる部品が取り付けられています。

 

この記事を読んでくださっている方なら分かると思いますが、ストラット式とダブルウィッシュボーン式とではサスペンションの取り付け位置が違います。

 

ストラット式ではホイール取り付け場所にサスペンションが、ダブルウィッシュボーン式ではロアアームの途中にサスペンションが取り付けられています。

 

 

これはテコの原理と同じで、ストラット式とダブルウィッシュボーン式とでは支点、力点、作用点の位置が変わります。

 

 

簡単に図を書いてみました。



 

このようにストラット式とダブルウィッシュボーン式ではサスペンションの取り付け位置が変わるため、同じバネレートのスプリングを取り付けても縮む長さが変わってきます。

 

 

例えば
ストラット式のレバー比が1
ダブルウィッシュボーン式のレバー比が2
とします。
(*取り付け車両の重さは1000kgでフロント左右とも250kgとする)

 

 

ストラット式に5kg/mmのバネを入れれば50mm縮みますが、ダブルウィッシュボーン式に入れれば倍100mmも下がってしまいます。

 

 

このレバー比でストラット式と同じだけ縮ませようとすると10kg/mmのバネが必要になるのです。

 

 

たまに車好きの会話で
A君「僕はバネレートを15kg/mmにしたよ!」
B君「え!?そんなに硬いの!?僕なんか7kg/mmだよ…」

 

みたいなことがあります。
(無かったらすみません…ただ私の周りではありました 汗)

 

 

これはA君がダブルウィッシュボーン式の君に、B君はストラット式の車に乗っているからこれだけの違いが出てくるのです。

 

 

レバー比的にはどちらも然程バネの硬さによる乗り心地は変わらないでしょう。
(ダンパーによってまた変化するので一概には言えません)

 

 

バネレートの選び方

バネレートの選び方ですが、正解はありません。

 

解説するといっておいてあれですが、好きなバネレートを選んで良いと思います。

 

これだと参考にもならないと思うので、私的によかったバネレートを書いておきます 笑

 

 

街乗りメインのバネレート

街乗りメインなら純正または純正プラスαぐらいのバネレートが良いです。

 

車高を落とした車両なら柔らかすぎるバネを入れてしまうと、段差を乗り越えるたびに車両が地面に接触する恐れがあるので、純正よりもプラス2kg/mmぐらい上げたバネレートが良いと思います。

 

ぺったんこの車両は40kg/mmや50kg/mm等のバネを使ってる時がありますが、これはまた別のお話しなので、少しのローダウンなら柔らかめのバネが良いでしょう。

 

 

スポーツ走行でのバネレート

こちらは少し硬めのバネレートがオススメです。

 

スポーツ走行をするとどうしてもロール(カーブで車が傾くこと)が大きくなるため、それを抑えるために硬くしてやる必要があります。

 

ただし硬すぎるとコントロールしにくくなったり、車両の動きがピーキーになるのでやり過ぎは禁物です。

 

 

参考までに私の車両(MR-S)のバネレートは
フロント8kg/mm
リア12kg/mm
のバネレートです。

 

 

以前乗っていたS2000のバネレートは
フロント16kg/mm
リア18kg/mm
のバネレートでした。

 

 

こちらもコースやダンパーによって変わりますのであくまでも参考ということでお願いします。

 

 

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自由長とは?



バネを買う時に出てくるもう1つの数字が自由長です。

 

自由長とはバネに負荷が掛かっていない状態、つまりバネを買って箱から出した状態の長さです。

 

一般的に同じバネレートでも自由長が長ければマイルドな動きに、短ければシャキッとした動きになります。

 

こちらも一長一短で、長ければ、短ければ良いという事はありません。

 

車高調に付ける場合だと、その車高調に付いているバネと同じ長さを買っておけば間違いはないでしょう。

 

 

走りこんでくると

「バネレートは良い感じだけど、もう少しシャキッとさせたい」

などと思った時に自由長の短いバネにしても大丈夫です。

 

 

ただネジ式の車高調だと長い自由長のバネにすると車高が落ちないといった事もあるため注意しましょう。

 

(車高調にはネジ式とフルタップ式があります。
ネジ式はバネの取り付け位置を変えて車高を調整し、フルタップ式はダンパーの位置を変えて車高を調整します。

なのでネジ式で長いバネを使うと、車高の調整幅が無くなる場合があります。)

 

 

 

バネのID

最後にバネにはもう1つの重要な数字があります。

 

それがバネのIDです。

 

バネを買おうと物色すると【ID65】や【ID60】等の数字があります。

 

これはバネの内径の大きさです。

 

使っている車高調(ダンパー)のバネの受け皿に合ったサイズの物を選びましょう。

 

IDは車高調の説明書やメーカーサイトに記載されているはずなので、しっかりと確認しておきましょう。

 

 

ヘルパースプリング



メインのスプリングと似ていますがバネレートが弱いスプリングがヘルパースプリングです。

 

付いている車高調と無い車高調がありますが、こちらも後から入れることが可能です。

 

 

ヘルパースプリングについては

• ヘルパースプリングの効果!これ1つで車の性能が上がる!

で詳しく解説していますので、是非ご参照ください。

 

 

まとめ

サスペンションのバネ1つでも
• バネレート
• 自由長
• ID
と大事な要素があります。

 

 

IDは付けている車高調等で決まりますが、セッティングでは特にバネレートが重要になってきます。

 

 

バネレートは硬過ぎても柔らか過ぎてもいけません。

 

 

まずは最初に付いているバネで様子を見て、それから好みの硬さのバネに変更した方が無難と言えるでしょう。

 

 

またオーダーメイドのサスペンションなら指定したバネレートと相性の良いダンパーを作ってくれるので、余裕があるならオススメできます。

 

 

それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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