おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
皆さんはエンジンオイルの交換は良く知っていると思います。
最近の車にはメーター等にエンジンオイルの交換時期も表示されるので、まず交換した事がないという方はいないでしょう。
ですがミッションオイルやオートマチックフルード(ATF)またはデフオイルの交換は知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなミッションオイルやデフオイルについて紹介していきます。
ミッションオイルとは
ミッションオイルとは、ミッション(変速機)のギヤ等の潤滑油です。ミッション内部のギヤはエンジンが始動していれば常に回転しています。
(MT車の場合はクラッチが繋がっていれば常に回転しています)
つまり、ニュートラルにしていようがギヤは常にギヤ同士が噛み合って回転しているのです。
当然ギヤを選択すれば車は動き出します。
その時にギヤにはかなりの力が加わります。
もしオイルがなければあっという間にギヤが摩擦で削れてしまい、車は動かなくなってしまいます。
ミッションオイルはエンジンオイル同様に劣化していきます。
劣化すれば本来の潤滑性能等が無くなっていき、最後には摩擦によりギヤが壊れてしまいます。
エンジンオイルほど汚れはしないため、交換サイクルは長めですが、MT車の場合は2万キロまたは4年に1回は交換した方が良いでしょう。
デフオイルとは
こちらもミッションオイル同様にギヤ専用のオイルです。役割はミッションオイルと同じですが、もしLSDが入っている場合は専用のオイルが必要になります。
LSDってなんぞや!?
と思った方はこちらの記事を参照してください。
LSD デフの交換や役割を紹介!速く走るためには必需品
こちらもミッションオイル同様の交換サイクルで問題ありません。
ミッションオイルを交換する時はデフオイルも交換すると良いでしょう。
オートマオイル(ATF)とは
ATFはミッションオイルとは違い、少し特殊なオイルです。ATFの中には摩擦調整剤という成分が入っており、そのおかげでスムーズな変速ができるようになっています。
もし変速時のショックが大きくなってきたらATFの劣化が考えられます。
MT車のように自分でギヤを入れないため分かりにくいですが、レンジを選択するときに【ガクッ】とショックがくれば劣化していると思ってください。
これはCVT車も同様ですが、CVT車にはCVT専用オイルを使用してください。
ATFの交換時期はMTオイル同様のサイクルで問題ありません。
4年に1回または2万キロ毎に行えば常に綺麗な状態を保てるでしょう。
よく「ATFを交換すると調子が悪くなる」と聞きますが、それは長年交換してない車のATFを交換した場合です。
理由としてはAT車のミッション内部は複雑な迷路のような構造になっており、その中にATFが流れています。
長年交換してない車のATFは鉄粉が多く、その鉄粉がATFを抜く際に迷路を詰まってしまうことにより発生します。
つまりしっかりATFの交換をしていればそのようなことはほとんど発生しないのです。
特に新車時は鉄粉の発生が多くなっているので、新車購入時から1万キロで1度交換をしておいた方が良いでしょう。
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ミッションオイルの交換方法
ミッションオイルの交換はエンジンオイルと少しだけ違います。抜いて入れるのはエンジンオイルと同じですが、専用のポンプが必要だったり、車によっては量の見方が違っていたりしますので、できるなら車屋さんにて交換したほうが良いでしょう。
ここでは一応ざっくりとですが、交換手順を記載しておきます。
抜き取り作業
MT車のミッションオイルの交換方法はエンジンオイル同様にミッション下部のドレンボルトを緩めて抜き取ります。ドレンボルトは六角のボルトがほとんどですが、日産車等は四角の穴が空いており、そこにラチェット等の工具を直接取り付けて緩めます。
またそのようなタイプはシールテープを巻いて取り付ける物がほとんどです。
通常はエンジンのドレンボルト同様に金属のワッシャータイプのガスケットが入っています。
シールテープを巻くタイプのボルトは締め付けの際にいくらでも回っていってしまいます。
あまり締めすぎるとミッションのケースに亀裂が入ってしまうため、しっかりと締め付けトルクをあらかじめ確認してから締め付け作業をしてください。
オイルを入れる
ミッションオイルはエンジンオイルと違い、非常に粘度が高くなっています。またオイルジョッキでは入れることができません。
そのために専用のポンプを使ってオイルを入れていきます。
なのでこのポンプが無い方は自分で作業しない方が賢明です。
もし無いのにオイルを抜いてしまったら、その後どうすることもできなくなってしまいます。
ミッションの横にもドレンボルトのような物が付いています。
ここを外してオイルを入れていきます。
オイルをポンプでこの穴から入れていき、溢れてきたら適量になります。
最後にドレンボルト同様にボルトを取り付けて交換完了です。
またスバル車等には横の穴が無いタイプがあります。
この場合はレベルゲージを抜き、そのレベルゲージのパイプからオイルを入れていきます。
これが非常に大変で、オイルが固いためなかなか入っていきません。
時間がかなりかかりますが、ゆっくりと落ち着いて入れていきましょう。
デフオイルの交換も基本的にミッションオイルの交換方法と同じになります。
ATF交換方法
ATFの交換方法ですが、こちらもミッションオイルと同じです。抜いて入れるだけなのですが、AT車にはATFのレベルゲージが付いており、そこからオイルを入れていきます。
また量が多くても少なくても動作不良の原因になるため、交換は車屋さんにて行ってください。
レベルゲージによる量の見方もやり方があり、手順を間違えるとオイルの量が全く違ってきます。
違った見方で量を合わせてしまいと車が動かなくなったりしてしまいます。
ATFの交換は絶対に車屋さんにて行ってください。
CVT車も基本的にATFの交換方法と同じになります。
ATFレベルゲージの見方
ATFのレベルゲージはただ抜いて量を確認するだけではありません。メーカーにより見方の方法が変わってくるのです。
一般的な見方
ほとんどのメーカーはエンジン暖気後にエンジンをかけたままNレンジにギヤを入れ、レベルゲージを抜き取り量を確認します。これを間違ってエンジンを止めてレベルゲージを抜くと、レベルゲージに付いてくるオイルの量が全く変わってしまうので注意してください。
ホンダ車の見方
ホンダ車はエンジンを止め、Pレンジの状態でATFのレベルゲージを抜いて量を確認します。エンジンオイルの量の確認と同じなので簡単ですが、下手に知識のある方は他のメーカーと同じ手順で行ってしまい、量を確認してしまうことがあるので注意が必要です。
FF車のミッションオイルとデフオイル
FR車にはミッションとデフが分かれていますが、FF車はミッションとデフが同じ場所に入っています。そのためFF車にはデフオイルという物が存在せず、ミッションオイルのみでデフオイルの役割も果たしています。
交換する際は取り扱い説明書に書いてある物を使用するか、車屋さんに相談してから交換してください。
まとめ
エンジンオイルほどあまり気にされないミッションオイルやATFですが、車には必要不可欠な物です。交換時期をしっかりと把握し、適切に交換していくことで車の寿命も伸ばすことができます。
車検に出すときには「ミッションオイル(ATF)の交換時期は来てますか?」と聞くだけでも状態を把握することができるので、エンジンオイル同様に気にしてみてください。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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