おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
『エンジンパワーのパワーアップ』
このワードで思いつくものは何ですか?
【マフラー】【エキマニ】【エアクリーナ】【ターボ】【ブーストアップ】
色々あると思います。
ですがパワーアップの肝となるのが【触媒(スポーツキャタライザー)】です。
この触媒を排気抵抗の少ない物に交換するだけでエンジンのパワーが引き出されるのです。
そんな触媒について今回は紹介&解説していきます。
触媒(キャタライザー)とは
触媒は三元触媒とも言われており排気ガス中有毒ガスを【浄化】【酸化】【還元】しクリーンなガスに変えています。この触媒が無ければ現在の日本の車検は通りません。
ひと昔前までは触媒ストレート化(触媒を取り外し、ただのパイプに変える)し排気効率を上げるチューニングがありましたが、昨今は環境問題等から排気抵抗の少ないスポーツ触媒という形でチューニングをしていきます。
触媒にはセラミックタイプとメタルタイプの2種類がありますが、一般的にはセラミックタイプの触媒が多く使われています。
メタルタイプはコストが高いためにあまりメーカーでは使用されませんが、スポーツカー等の一部の車両で純正採用されています。
スポーツ触媒(メタルキャタライザー)とは
触媒チューニングで主流なのが、スポーツ触媒(以降メタルキャタライザー)です。メタルキャタライザーはその名の通りメタルタイプの触媒を使っており、排気抵抗の少ない作りになっています。
メタルキャタライザーは販売メーカーによって中身の作り方が異なってきます。
1番メーカーによる違いの出る箇所がセルと言われるものです。
触媒のセル数とは
触媒は網目状になっており小さな網目の中を排気ガスが通ることによりクリーンなガスに変わります。その網目の細かさを【セル数】と呼びます。
純正の触媒と比較すると一目瞭然で、上の画像が純正触媒、下がメタルキャタライザーになります。
全く網目の細かさが違いますね ♪
もちろんこの網目が粗い方が排気抵抗は少なくなります。
「網目を粗くしたら触媒の効果は少なくなって車検に通らないのでは!?」
こんな疑問が出てくると思いますが、メタルキャタライザーはこの触媒の長さを長くする事でしっかりと触媒の効果を発揮させています。
ただ車検時にはメタルキャタライザーに付いてくる検査書等の書類が必要になる可能性があるため、そういった書類は無くさないように車検証入れに入れておきましょう。
メーカーによるセル数の違い
触媒のセル数の事を【cpsi】と呼びます。メタルキャタライザーを販売しているメーカーの詳細に『150cpsi』や『200cpsi』等の記載があります。
この数字の少ない方がセルが粗く排気抵抗が減ります。
ちなみに純正触媒の数値は約400cpsiになります。
「じゃあ数の少ないタイプを使えば良いんだね」
そう思うかもしれません。
私もそう思ってました。
ですが答えはそうでもないのです。
例えばA社とB社のメタルキャタライザーがあるとします。
A社は130cpsi
B社は200cpsi
です。
数字だけ見ればA社の方が抵抗が少なそうです。
では触媒の中身はどうなっているのでしょう。
色の付いている部分がセルです。
A社の方がB社よりも長くなっています。
A社の方がセル数はセル数は少ないですが、距離が長いのです。
反面B社はセル数は多いですが、距離が短くなっています。
この場合どちらの方が排気抵抗が少ないかと言われれば
『どっちもどっち』
となります。
(かなり曖昧な答えで申し訳有りませんが、甲乙つけ難いのです。)
なので選ぶときはそこまでセル数に拘らなくても、メタルキャタライザーに交換するだけでフィーリングがガラッと変わるので、自分の好きなメーカー等で問題ないでしょう。
排気音の増加
メタルキャタライザーに交換しても検査書等の書類があれば問題ありませんが、気を付けなければいけない事が出てきます。それが
『排気音の増加』
です。
排気効率が上がるので当然排気音が増加してしまうのです。
なので触媒は純正のマフラー交換のみの車両でギリギリ車検に受かっていた方は要注意になります。
メタルキャタライザーに交換した後は必ず音量を計測することをオススメします。
メタルキャタライザーによるパワーアップ
「キャタライザーの説明は良いから早く効果を教えなさい!」そんな声が頭に響いてきたので、そろそろレビューをしていきます 笑
私もメタルキャタライザーを使っていますが、まず吹け上がりがかなり変わりました。
純正の時はもさっとした吹け上がりでしたが、交換後はスムーズに吹け上がります。
また高回転でのパワー感もかなり違います。
私の車のレブリミットは7000回転なのですが、純正の時は5000回転からはパワーも無くなり、ただ後は回転が上がってるだけの状態でした。
メタルキャタライザーにすると、7000回転手前までしっかりとパワーが付いてくるようになります。
これが本当に体感度が高く『マフラー交換よりもパワー上がってるんじゃないかな?』と思えるほどです。
NA車でこれだけ変わりますから、過給器付きだともっと体感できるのではないでしょうか。
排気音もクリアになり、透き通るような高音が出るようになります。
低速回転時のトルクの低下は特に感じられませんでした。
よっぽど抜けすぎるマフラーに交換した時の方がデメリットは大きいと思います。
ただ欠点としては『値段が高い』ということです。
ですが、この値段でこの性能なら文句は出ないレベルでしょう。
またコンピュータチューニングでの現車合わせをする場合も、メタルキャタライザー有り無しでパワーやトルクの出方が全く違うため、もし現車合わせをする場合はメタルキャタライザーの導入も検討してみてください。
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メタルキャタライザーの注意点
メタルキャタライザーを取り付けると純正の遮熱板は当然使えなくなります。(純正の遮熱板が使える物もあるかもしれませんが)
そのため周囲の部品が触媒の熱に直接晒されてしまいます。
なのでメタルキャタライザーを取り付けたら周囲の部品に熱に強いカバーを取り付ける等の対策をしてください。
配線等にも耐熱のスリーブが出ていたりするので、そちらを使えば安心して走行する事ができます。
耐熱 ファイヤースリーブ 各種サイズ一覧
またメタルキャタライザーを付けるとアフターファイヤーが出る場合もあります。
これは吸気と排気のバランスが崩れるからで、その場合は吸気も効率の良い物に交換すると改善されます。
まとめ
触媒は車検では必要になる部品です。取り外したりすると排気ガスが綺麗にできないので、ガスの臭いもかなりキツくなります。
排気抵抗になる触媒ですが、スポーツ触媒と言われるメタルキャタライザーと交換するとこにより排気抵抗がかなり低減されます。
これによりフィーリングやエンジンパワーも向上するので、排気チューニングには必須になるアイテムです。
またメタルキャタライザーを取り付けると遮熱板が取り付けられなくなるため、メタルキャタライザーを取り付けた際は周りの部品に熱対策等をすることが必要になります。
ただ純正の触媒を交換するだけでパワーもフィーリングも向上するスポーツ触媒。
是非吸排気チューニングする時のメニューに加えてみてはいかがでしょうか?
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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