おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
皆さんはエキマニを社外品に交換した時はどうしています?
エキマニ交換で出てくる悩みといえば熱対策ですよね ♪
そんな対策アイテムの1つが【サーモバンテージ】です。
しかしこのバンテージですが、昔から巻く派と巻かない派ではっきり分かれます!
今回はそんなバンテージについてお話ししていきます。
サーモバンテージとは
サーモバンテージとは主にガラス繊維等の帯紐のような物で、エキマニ等の排気管に巻きつけて放射熱を抑える役割を果たしています。
高級高性能な物になれば、全開走行した後のエキマニを素手で軽く触れるぐらいの断熱効果があります。
ここでよくある間違いですが、バンテージは【遮熱】しているのではなく【断熱】しているということです。
遮熱は字のごとく熱を遮るのが目的ですが、バンテージはエキマニの熱を外に出さないようにしているので断熱になります。
断熱するということはエキマニ自身が熱放射による冷却ができないということですね。
特に【冷却ができない】で巻く派と巻かない派に分かれます。
バンテージのメリット
バンテージを巻くことにより冷却ができなくなるとどうなるのでしょう。
主に
a. エキマニが高温になる
b. 排気熱が高くなる
c. 触媒の働きが良くなる
の3点です。
注: バンテージを巻くことにより、配線やセンサーへの熱害が抑えられるのは言うまでもありません。
よくバンテージの説明では
「エキマニの温度を上げる事により排気の温度もあがるので、ガスがサラサラになって排気効率が上がる!オイルと同じで冷たいとドロドロで温かいとサラサラになるのと同じ!」
と書かれていることがあります。
言っちゃいます!
これは間違いです!
確かにオイル等は温度を上げれば粘度が下がるのでサラサラになりますが、気体はこれの逆で粘度が上がります!
でもそれでは排気効率は下がるのでは?
そう思った方もいるでしょう。
空気は温度が上がると膨張します。
膨張するので密度は当然小さくなります。
エキマニは金属で出来てますよね?
熱でエキマニも膨張しますが、排気ガスの方が何倍も膨張します。
膨張したガスはエキマニから出よう出ようとします。
そして出ていけるのはマフラーの出口のみなので、結果流速が速くなり排気効率が上がるということです。
また燃焼温度を上げる効果もあるので、エンジン内に入る混合気の完全燃焼効果も引き上げることができます。
これによりよりパワーやトルクアップが狙えるというわけですね。
触媒の働きですが、触媒は排気温度が高いほど浄化還元能力が高くなります。
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バンテージのデメリット
ではデメリットはないのでしょうか?
バンテージはメリットよりもデメリットが多いと言われています。
主に
a. エキマニが高温になる
b. メンテナンス性が下がる
c. 触媒が壊れる(壊れやすくなる)
等があります。
先ほどメリットで出てきたエキマニが高温になるですが、高温になればなるほどエキマニは膨張します。
そして走行を終えエンジンを停止すると、エキマニは徐々に冷えて縮まっていきます。
それを繰り返すことにより、エキマニにクラック(亀裂)が入りやすくなる場合があります。
ただしバンテージを巻くことによりゆっくりと冷却されるので、温度差による亀裂はほとんどないと思います。
メンテナンス性はバンテージを巻いたことにより、エキマニ自体の状態が目視できない点と、古くなったバンテージを触ることによりバンテージがボロボロと剥がれてしまったりする点です。
また巻き方によっては取り付けナットやボルトにアクセスしにくい等も出てきます。
温度が上がると性能も十分に発揮できる触媒ですが、温度が上がりすぎると許容範囲を超えてしまい破損の可能性が出てきます。
しかしまだ実際に触媒が壊れた方を見ていないので、可能性があるという事だけ覚えておいてください。
レーシングカーの使用
バンテージはレーシングカーにも使われているのでしょうか?
実はレーシングカーにはほとんど使われていません。
よく
「レーシングカーに使われていないんだから効果がない!」
と聞きます。
確かに効果があればレーシングカー(F1やGTカー)にも使用されているはず…
ではなぜ使われていないのでしょう。
それは
【必要がない】
ということです。
間違ってはいけないのが
【レーシングカーには必要がない】
ということです。
バンテージを巻くことにより排気温度を上げ、排気ガスを膨張させる事により排気効率を上げるバンテージですが、レーシングカーのエンジンは市販のエンジンより遥かに高い温度の排気ガスを出します。
パワーを出すためには高圧縮&高回転のエンジンを作らなければいけません。
そのためレーシングカーのエキマニはバンテージを巻かなくても高温になっています。
元々高温になってるのに、そこにさらにバンテージを巻いたのではデメリットが多すぎるため巻いてないのです。
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バンテージでパワーアップ?
バンテージを巻くことでパワーやトルクが上がると言われますが、これは正解だと思います。
排気効率が上がるので、当然パワーアップに繋がります。
「バンテージを巻いても何も変わらなかった」
これもよく聞く話ですね。
バンテージを巻いたことにより排気効率は上がりますが、吸気はどうでしょう?
排気が上手くできても、その分空気を吸えなければ意味がありません。
基本エンジンは排気をする事により空気を吸入できるのですが、そのバランスが上手く取れていなければ、恩恵を得ることはできません。
また吸気側の効率を上げても、それに対する点火系等も見直してやらなければ100%の性能を引き出してやることは難しいです。
もしエアクリーナーやマフラー、それにプラグ等も強化してある車にバンテージを使用すればかなりの体感ができると思います。
当然私も使用していますが、一般的なグラスウール製ではなく、チタニウム色をしたバンテージを使っています。
これは通常のバンテージよりも長持ちし、巻きつける際のチクチクしたガラス繊維が刺さることもほとんどありません。
耐熱温度もかなり高いのですごくオススメです。
本当に耐久性が高く、通常のバンテージだと写真のように数年でボロボロになってしまいます。
実際の私の車の写真ですが、チタニウムバンテージは使い続けてもボロボロにならず、綺麗な色を保ちます。
(約2年間使用したチタニウムバンテージ)
色々バンテージは使いましたが、これは本当にオススメですね ♪
チタニウムバンテージはこちらから参照することができます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
DEI エキゾーストラップ チタニウム サーモバンテージ 5cm×15m010127
まとめ
ここまでバンテージについてお話ししてきましたが、内容から分かる通り私は巻く派です。ただ言えるのは
現状の車の状態では巻く派
ということです。
もしこれからチューニングを進めていき、発熱量が多くなってくれば外すかもしれません。
その時はバンテージを使うのではなく、ただの遮熱板を使用したり、配線やセンサーに耐熱性のチューブを付けたりするかもしれません。
ただ単にバンテージは良い!悪い!とは言い切れないのが実際です。
おそらくこれからもバンテージ討論が続いていくとは思いますが、バンテージにはこういったメリットとデメリットや効果があるという事だけでも伝われば幸いです。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました ♪
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