おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
スポーツ走行をすると気になるのが【水温】ですよね?
水温は上がりすぎるとオーバーヒートしてしまい、エンジンに致命的なダメージをあたえてしまいます。
そうならないために車には冷却装置の1つであるラジエータが取り付けられています。
今回はそのラジエータについて解説&紹介していきます。
ラジエータとは
ラジエータとは車の前方(バンパー内)に取り付けられたエンジンの冷却装置です。
正確にはエンジンを冷やすための冷却水を冷却するための部品です、
ラジエータは何本も細いチューブが通っており、チューブとチューブの間にはフィンと呼ばれるヒダが付いています。
要するにヒートシンクみたいな物ですね。
フィンに風を当てることで熱交換され、チューブの中を通る冷却水を冷やしています。
このフィンが無くなったら冷却装置として機能しなくなります。
冷却効果を上げるためにチューブを二層、三層と増やした強化ラジエータも存在します。
またラジエータは
• アルミ
• 銅
• 真鍮
等で作られています。
この材料の違いでも冷却効果が変わってきます、
アルミ製ラジエータ
アルミ製ラジエータは軽量なため、車の軽量化に一役買います。
また風を当てた時の冷却効果が高いので、スポーツ走行向けと言えるでしょう。
ただし、自己放熱効果は低いため、アイドリング等で風が当たらない状態の時は冷却効果は低下します。
銅製ラジエーター
アルミ製よりも若干重いですが、コストが安いという事もあり純正で多く使われています。
(真鍮も純正で多く使用)
アルミ製よりも風を当てた時の冷却効果は低めですが、自己放熱効果が高いためアイドリング状態でも十分に冷却効果を発揮してくれます。
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強化ラジエータとは
強化ラジエータとは先ほども書いたように、チューブが二層や三層に増えていたり、純正よりも風を当てる面積を増やしたラジエータです。これにより、より冷却効果が高まるのでスポーツ走行向けのラジエータと言えるでしょう。
強化ラジエータのメリット
強化ラジエータのメリットは何と言っても冷却効果です。純正よりも冷却効果が高いため、チューニングしたエンジン等には絶対に必要な部品になります。
またアルミ製は軽量化にも繋がるためハンドリング等の運動性能アップに貢献します。
強化ラジエータのデメリット
もちろんデメリットも存在します。二層、三層とチューブを増やしているために当然冷却水の量も増えます。
するとせっかくラジエータが軽くなったのにも関わらずに冷却水が増えたせいで逆に重量アップになる場合もあります。
純正で元から二層の物を強化二層ラジエータに交換するのであれば軽量化に繋がるでしょう。
また闇雲に強化ラジエーターにしてもオーバークールになりがちです。
オーバークールはオーバーヒートの逆で、水温が上がりきらない症状です。
オーバークールになればしっかりと燃焼しないため、パワーダウンに繋がります。
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強化ラジエータを導入する前に
強化ラジエータを付ければ必ず水温が下がるというものではありません。車にはサーモスタットと呼ばれる部品があります。
水温は低すぎてもダメなので、常に適正温度に保つ必要があります。
ラジエータとエンジンが常に繋がっていれば水温は中々上がりません。
そのためにラジエータとエンジンの間に蓋をするようにサーモスタットが付いています。
サーモスタットは水温が低い時はラジエータとエンジンの間を遮断していますが、水温が高くなったくると開いてラジエータに冷却水が流れるようにする部品です。
例えばサーモスタットが90℃で開ききるとします。
この状態で強化ラジエータを入れても水温は必ず90℃を超えてからしかラジエータに冷却水が通らないため水温が高くなってからしか機能しません。
これではせっかく入れた強化ラジエータの効果が半減されてしまいます。
純正のサーモスタットのほとんどは街乗りを考えて設計されています。
スポーツ走行をすると純正のサーモスタットでは開弁温度が高いのですぐに水温が上昇してしまうのです。
そこでローテンプサーモスタット(またはミドルテンプサーモスタット)を導入してみましょう。
ローテンプサーモスタットは色々ありますが、例えば80℃で開くとします。
すると80℃からラジエータに冷却水が流れるため、温度上昇を抑制してくれます。
強化ラジエーターのみとローテンプサーモスタット&純正ラジエータで水温を比べてみると、実はそんなに差はありません。
下手したらローテンプサーモスタット&純正ラジエータの方が冷える場合があります。
強化ラジエータを導入する前に、一度ローテンプサーモスタットを導入してから様子を見る方がコスト的にも抑えられるのでオススメです。
強化ラジエータを入れるタイミング
強化ラジエータにするタイミングは先ほどのローテンプサーモスタットを導入しても水温が上がりすぎる場合です。どうしても先に強化ラジエータを入れがちですが、順番をしっかり見極めましょう。
強化ラジエータと一緒にやりたいチューニング
強化ラジエータにしたら是非とも一緒にやりたいチューニングがあります。それが【ラジエータホースの交換】です。
ラジエータホースは冷えたり熱せられたりと過酷な状況下にあります。
ケチって古い純正を使い続けると破裂したりしてエンジンブローの危険性もあります。
強化ラジエータホースもありますが、予算がなければ純正新品のホースでも大丈夫なので、是非とも強化ラジエータに交換する際は一緒に交換してやりましょう。
まとめ
強化ラジエータを導入すれば水温が下がりスポーツ走行を連続して行えます。ただ、単に強化ラジエータにするだけでは効果が半減してしまうので、まずはローテンプサーモスタット等を導入して様子を見てから強化ラジエータを導入しましょう。
こうすることでコストが抑えられます。
また強化ラジエータに交換したときは、ケチらずにホース類も新品にしておくと破裂の危険性が抑えられるので安心です。
スポーツ走行をするなら気になる水温。
皆さんも一度検討してみてはいかがですか?
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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