簡単に固着したボルトを緩める方法!もう怖くありません!

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おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆

 
今回は部品やドラテクの紹介ではありません。

 
ですがDIYで整備をすることの多い方、いわゆるプライベーターにとっては重要なことを書きたいと思います。

 
それは
【サビたりして緩まないボルト&ナットを緩める方法】
です。

 
特にマフラーのボルト等は錆びやすいですよね。

 
新品のボルトを持っていれば最悪ボルトを切ったり折ったりすれば交換できますが、エキマニ等のボルトやナットは折れたら最後…

 
取り外すにも専用の道具が必要だったり、道具はあるのにスペースが無くて使えなかったりして泣いた方も少なくないと思います。

 
そんな緩まないボルトやナットもちょっとした道具やコツで緩ませることができるのです。

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(焼き付いてしまってたりボルトが痩せている、また噛り付いてしまった物は本記事のやり方では外せません。
その場合は自分でできる自信が無ければ業者やショップに出す方が無難でしょう。)

 

 

 

1. 使う道具の紹介

ボルトを緩ませるにも道具は必要です。
特別な工具は要りませんが
• 浸透剤(CRC)
• メガネレンチ(角が舐めてない物)
• ハンマー
• 叩き棒(鉄の丸棒等)
この4点があれば大事です。

 

 

 

a. 浸透剤

浸透剤
いわゆるCRCです。
色々な種類がありますが、最近はラストブリザードといわれる冷却することにより緩めやすくするタイプも存在します。
ちなみに私は昔からある普通の浸透剤を使ってますが、ここは個人の好みで大事です。

 

 

 

b. メガネレンチ

メガネレンチ
1番重要なのがメガネレンチです。
スパナではボルトがナメたりして外せない場合が多いので、絶対にメガネレンチを使ってください。
メガネレンチが入らない場合はラチェットやブレーカーバーにソケットを付けて使用しても大丈夫ですが、理想はメガネレンチです。

 

 

理由としては、ラチェットやブレーカーバーはソケットを使用するので、どうしても取り付け部にガタが出てしまいます。

 
メガネレンチはガタが無いので、ボルトが緩んでいるのか、伸びて折れそうなのかが手に伝わりやすいので、上手く緩めることができます。

 
またメガネレンチ自体も角が丸くなっていたりしてはスパナ同様ナメやすくなります。
しっかりとしたメガネレンチを使用してください。

 
私のオススメのメガネレンチはストレート形状の物です。

 
これも力がボルトに加わりやすく、また感覚も分かりやすいという特徴があります。

 

 

 

c. ハンマー

ハンマー
片手で持てるハンマーで十分です。
これは固着したボルトを叩いて、その振動で中のサビを取ったり、浸透剤が浸透しやすくするために使います。

 

 

 

d. 叩き棒

叩き棒
ハンマーが直接入らない箇所にエクステンション代わりに使用します。

 

ハンマーが直接入るなら、ハンマーでボルトを直接叩く方が効果的です。

 

 

 

2. 固着したボルトの緩ませ方(基本)

マフラー等のようなボルトとナットで固定されている箇所は最悪折ってしまっても大丈夫な場合があります。

 
ボルトナットでしたら折って新しいボルトナットにすれば良いからです。

 
しかし相手側部品にネジが切られている時はボルトを折ってしまうと大変です。

 
取り外すのに専用の工具が必要になります。
そうなる前に先ほど紹介した道具を使い、上手く外しましょう。

 

 
まずは浸透剤をたっぷりと吹き付けます。
ボルトのネジ山が裏から見えている時は忘れずにそちら側にも吹き付けてください。

 
そしてメガネレンチをかけて緩めるのですが、一気に緩めてください。

 
ゆっくり回そうとすると余計にボルトが伸びて折れる可能性があります。

 
これで回れば良いのですが、回らなかった時はハンマーで何度か叩いてください。

 
そして浸透剤を打ちつけ、また叩くをある程度繰り返してください。

 
その後、メガネレンチをかけてまた一気に緩めてください。
緩まなければまたハンマーで叩いての繰り返しです。

 
もしボルトが少しだけ回っても、ボルトが固い時は締めて緩めてを繰り返していってください。

 
閉める時は必ず浸透剤をネジ山部に吹き付けて下さい。
焦らずゆっくりやればほとんど取れるはずです。

 

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3. 固着したボルトの緩ませ方(折れた場合)

もしボルトの頭が折れたらどうするのでしょう?

 
例えばこの写真ですが、エキマニの取り付けボルトが折れてしまってます。

エキマニ ボルト 折れ
これではメガネレンチをかけることができません…
そこで役に立つのがバイスプライヤーです。

 

 

バイスプライヤー
バイスプライヤーや調整ボルトを締めることで、かなりの力で物を挟むことができます。
こちらの緩ませ方も同じで、浸透剤を吹き付けてハンマーで叩きます。

 

 

そしてバイスプライヤーでボルトを挟み、少しずつ緩めます。
緩まない場合は、また浸透剤を吹き付けハンマーで叩く事を繰り返します。

 
ほんの少し緩んだら浸透剤を吹き付け一旦締めて、また少しずつ緩める事を繰り返して外していきます。

 

 

 

4. ボルトが折れて挟めない場合

先程はバイスプライヤーで挟めましたが、挟む場所がない場合はどうするのでしょう?

 
これはドリルで折れたボルトの中心に穴を開け逆タップ等で外すのですが、自分でやるには専用工具が必要だったり、性格にボルト中心に穴を開けなければいけないので、自信のない方はお店に出した方が正解です。

 
この記事では、自分で外せることの紹介ですので、この折れ方は割合させてもらいます。

 

 

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5. ボルトを取り付ける

ボルトを外し、部品等を交換したらボルトを取り付けますよね?

 
そこでひと手間かけることで、次取り外す時にスムーズにボルトを緩めることができます。

 
取り付けるボルトにスレッドコンパウンド等の焼きつき防止グリスを少量塗布するだけです。

スレッドコンパウンド
またはモリブデングリスでも大丈夫です。
ただし結構振動で緩んでくる事があるので、その後の増し締めをしっかりしてください。

 

 

他にもネジ山部にタップをかけておくと締め付け時にボルト山を壊す事が無くなります。
もちろん取り付け時は新品のボルトにしてくださいね?

 
スレッドコンパウンド等は必ず必要というわけではありません。
私はタップがけ&浸透剤の吹き付けで締め付けています。

 
これだけでも確実な作業ができるので、最低でも浸透剤は吹き付けて締めていきましょう。

 

 

6. その他の方法

工場等なら緩まないボルトはガス(アセチレンガスと酸素)で炙って緩ませるのですが、自宅等にはその設備がほとんどないと思います。

 
そんな時はホームセンター等で売ってる簡易バーナーを使うだけでも結構緩んだりします。

簡易バーナー
バーナーを使うときの注意点は
【ボルトではなく、ナット側を炙る】
という事です。
熱を加える事により金属が膨張するので、ボルトを炙るとかえって硬くなったり、最悪ネジ山をかじってしまい緩ませる事も締める事もできなくなります。

 

ナット側を十分に炙ったら工具で少し回して、緩んだら冷やしてあげましょう。

 
熱を持った状態だとかじる恐れがあるからです。

 

冷えたら浸透剤を吹き付けて緩めていきます。
この時も少し緩めて、また締めてを繰り返しながら緩めていってください。

 

 

 

7. 特殊工具

あるとオススメの工具ですが、ツイストソケットというものがあります。

ツイストソケット
これはボルトの頭がナメめてしまっていたり、サビで小さくなっている時に重宝します。

 
緩める方向に対して、ボルト頭に食い込んでいくのでガッチリホールドできるのですね。
ただし締める事はできないので注意してください。

 
また、このソケットで外したボルトは再使用不可となります。

 

 

 

8. まとめ

今回は基本的な固着したボルトの緩め方を紹介しました。

 
この方法である程度のボルトを緩ませる事が可能ですが、ボルトがサビにより痩せてしまっている時や、かなり大事な部分のボルトは自分でやらないのが正解です。

 
もし万が一ボルトが折れ、さらに工具も入らなかったら車を動かす事ができなくなります。

 
自分でできる自信がない方は素直に工場や業者に任せましょう。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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