おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
ボンネットを軽量タイプのものに交換している方って結構多いと思います。
FRP、またはカーボンボンネットにすると、かなりの軽量化またはクーリング性能がアップします。
メリットの多い軽量ボンネットですが、ただ1つだけ不安な点もあります。
それが『走行中にボンネットが開く可能性』です。
純正は金属を使っている場合がほとんどなので心配いりませんが、軽量ボンネットの場合だと、ストライカー部分が剥離してそのまま開く可能性があります。
そんな不安要素を取り去るための部品が『ボンネットピン』通所ボンピンです。
今回は私が使用しているオススメのボンピンを紹介していきます。
ボンピンとは?
先程も書きましたが、ボンピンとはボンネットをしっかりとロックするための部品です。
これにより、より強固にボンネットをロックする事ができるので、高速道路やハイスピードなサーキットコースを走行してもボンネットが開く可能性を少なくしてくれます。
ただ、ボンピンにも種類があるので、簡単ですが紹介していきます。
従来タイプ
一番オーソドックスなタイプで、ボンピン本体部分はアルミ等でできています。
ボディにロッドを取り付け、ロッドに開けられている穴にピンを差し込む事でボンネットをロックします。
ピンが抜けない限りはボンネットが開くことはほとんどありません。
単純な構造ですが、取り付けが容易で信頼性も確かなタイプと言えます。
フラットタイプ
オーソドックスなタイプのボンピンの弱点は【車検に受からない】という点です。
理由は突起物と見なされるからです。
そこでフラットなタイプが出てきました。
ボンネット上部でピンを差し込みロックしていたオーソドックスタイプと違い、ボンネット内部でピンを差し込みロックするため、上部にはロッドもピンも露出しません。
ただし、ボンピン本体を内部に入れなければいけないので、穴を大きく開けなければいけなかったり、ボンピン自体が大きくて取り付けする場所が限定されるというデメリットがあります。
プッシュ式
ピンを差し込みロックする従来タイプとは全く違うタイプのボンピンです。
ロッドにも穴が開いておらず、先端がボールのように丸くなっています。
ボンピン本体にはボタンがあるだけなので、大きさも小さめなのが特徴です。
ボタンを押すとロックが解除される仕組みになっています。
今回紹介するのはこのタイプです。
今から詳しく紹介していきます。
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プッシュ式ボンピンを使ってみた
愛車のボンネットを軽量タイプに交換したので、安全のためにボンピンを取り付けます。
私は今までは従来タイプを使ってきましたが、今回はプッシュ式を選んでみました。
届いた箱を開けるとかなりコンパクトな印象です。
部品を並べてみると
• ロッド&ナット&ワッシャー
• ボンピン本体
• ワッシャー
• ナット
• ゴム製カバー
が入っていました。
(注:これは私の買った製品になるので、全てのプッシュ式ボンピンがこのセットではありません。)
ボンピン本体はかなり軽量でコンパクトです。
またロッドもステンレスで強度がありそうです。
プッシュ式ボンピンの仕組み
気になるのが
「どうやってロックしているか?」
です。
観察してみるとボールロックで固定しているみたいです。
ロック解除状態では、中央には何も飛び出ていません。
ロック状態では、中央に3つのボールが飛び出てきます。
これでロッドの先端をロックしているわけです。
プッシュ式ボンピンの寸法
プッシュ式ボンピンを簡単ですが採寸してみました。
まず直径ですが、約32mmでした。
かなりコンパクトです。
(60mmのタイプもあります。)
ボンネット表面に出る部分は約3mmとかなり薄いです。
ボンピン本体のネジ部分は約19mmでした。
なので、19mmの穴をボンネットに開けるこで、埋めこむ事ができます。
ボンピン用のナットは約24mmでした。
ボンピンを取り付けるときは24mmのソケットが必要になります。
またソケットの幅を考えると、裏ボネ部にボンピンが来る場合は、ボンネット表に19mm、裏ボネに30mmの穴を開ける必要があります。
そして、ボンピンとロッドとフリ角度は約15°でした。
なので、ある程度の傾斜のある部分にも取り付けができそうです。
また、ロッド自体の太さは8mmで、ナットは13mmでした。
プッシュ式ボンピンの取り付け
さて、本題のボンピン取り付けです。
まずはある程度の位置を決めておきます。
位置としては当然ロッドが取り付けれる場所でなくてはいけません。
また、ボンネットにプレスラインの無い箇所を選びます。
私はラジエータサポートに取り付けることにしました。
ロッドの取り付け
位置が決まれば穴を開けていきます。もし、最初から穴が開いていれば穴あけの必要はありません。
穴を開けたら、少し長めにロッドを取り付けます。
上下からナットで挟んで固定します。
ボンネットの穴あけ
次にボンネットの穴開けですが、コツとしてはロッドの先端にグリスや塗料等を少しだけつけて、ボンネットを閉めます。
すると、ロッドがボンネットに当たり、先端につけたグリス等がボンネットにも付くことで穴の位置を決める事ができます
。
位置が決まればボンネットに穴を開けていきます。
ボンピンのネジ部分が19mmなので、19mmの穴を開けていきます。
私はステッピングドリルという物で穴を開けました。
様々な大きさの穴を開けるのでかなりオススメです。
ステッピングドリルについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、是非参考にしてみてください。
•超便利!ステッピングドリルを紹介!DIYも捗る!
穴を開けたらボンピンのナットを取り付けるための穴をボンネットの骨組みに開けていきます。
約30mmは穴を開けなければいけないのですが、ステッピングドリルではこんなに大きな穴を開けることはできません。
通常ならホールソーを使うのですが、私はサンダーで四角の穴を開けました。
ボンピンの取り付け
そして、そこからワッシャーとナットでボンピンを取り付けていきます。ただし、まだ位置合わせ等があるので仮締め程度にしておきます。
(注:私は先にボンネット上部の穴を開けましたが、場合によっては骨組みから穴を開けることもあります。ここは自分の車のボンネットによって違うので注意してください)
ボンピンとロッドの位置を少しづつ調整していきます。
ボンピン自体は基本的に動かさずに、ロッドの長さを調整して、しっかりとロックする位置を決めていきましょう。
ロッドの長さが決まればロッドとボンピンを本締めしてください。
アドバイス
ボンピンとロッドのナットを取り付けるときに、ネジロック剤を塗布しておくと緩み防止になります。できれば使用しておくと良いでしょう。
最後にゴムのカバーを適当な長さにカットしてロッドに被せて完成です。
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取り付け難易度
取り付け難易度としては、従来のボンピンと同じぐらいで、フラット型よりも穴あけが楽という程度でした。どのボンピンと位置の調整に時間がかかります。
またプッシュ式ボンピンは、ピン式と違いボンネット上部にロッドが露出しないので、ロッドの高さの調整が少し大変だと思います。
初めて自分でボンピンを取り付ける方は手間取るかもしれませんが、従来のボンピンを取り付けしたことのある方なら、勝手が分かっていると思うので問題ないでしょう。
プッシュ式ボンピンの使い心地
ピンで固定するタイプと違いワンタッチでロック解除ができるプッシュ式ボンピンは、言うまでもなく簡単にロックの解除ができます。またロックする時も、ボンネットを閉めて少しボンピン部分を押し込むだけでロックしてくれるので手間取りません。
ただしロッドと位置合わせをしっかりしないとボタンが固くて押し込めなくなる場合もあるので、しっかりと仮付け時に確認しておきましょう。
プッシュ式ボンピンの注意点
プッシュ式ボンピンには注意点もあります。特に従来タイプに比べ『信頼性が劣る』点があります。
従来タイプはフラット型でもピンをボンネット上部から飛び出ているロッドに差し込んでボンネットをロックするため、極端な話ピンが抜けない限りはボンネットは開きません。
しかしプッシュ式ボンピンはボールロックのための、ボールが磨耗してくるとロックが外れてしまう可能性があります。
なのでプッシュ式ボンピンを使用する時は、絶対に純正のストライカーと併用するようにしましょう。
プッシュ式ボンピンはあくまで補助ロックと考えておいた方が良いでしょう。
実際に純正ストライカーを使用せずに、プッシュ式ボンピンのみでボンネットをロックしていた方が、サーキットでボンネットが開いたという事例もありました。
まとめ
次世代型ボンピンとも言えるプッシュ式ボンピンを紹介してきました。軽量タイプのボンネットにしたときに純正ストライカーだけでは不安があるので、よりしっかりとロックするために使うボンピン。
従来タイプでは車検に合格しませんし、フラット型は加工が大変です。
しかしプッシュ式ボンピンなら従来タイプのように丸い穴を開けて取り付けるだけと手間もほぼ変わらず、車検も対応できるメリットがあります。
(車検を受ける場所によっては受からない事もある可能性があります。)
しかしデメリットもあり、信頼性は従来タイプよりも劣るので、補助的なロックと考えた方が良いでしょう。
ですが、コンパクトでスマートなプッシュ式ボンピンは魅力的なので、「ボンピンを付けたいな」と考えている方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
本日紹介したプッシュ式ボンピンはこちらから購入する事もできます。
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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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