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今回は【エアロスタビライジングフィン】について紹介します。
エアロスタビライジングフィン…長い横文字ですが、ようは【ボルテックスジェネレーター】と似たような部品です。
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このエアロスタビライジングフィンですが、純正オプションでも採用されています。
またF1でも積極的に採用されているなど、その効果はかなりあるようです。
基本的にボディに流れる空気の剥離を遅らせる部品で、その点もボルテックスジェネレーターと似ていますね。
こちらも取り付け位置により効果が変わるのですが、一体どの位置が効果が出るのでしょう。
メーカーの取り付け位置を観察すると多い箇所が
• サイドミラー
• テールランプ
• リヤCピラー
の3点が目立ちます。
これらの共通点は【どれもサイドに付いている】点です。
しかしレーシングカーではボディ上面や下面に設置されています。
この違いは車の目的によるものだと思います。
一般車は主に燃費を考慮した位置決めをされており、レーシングカーではダウンフォースを考慮した配置になっています。
しかし一般車で多いサイドでもダウンフォースは十分に得ることができます。
特にテールランプ横の設置やCピラーにおいては効果が出るのでしょう。
車はボディに流れる空気が剥離すると不安定な状態に陥ります。
なのでサイドの空気を綺麗に流すことで横揺れ等が収まります。
そして空気綺麗に流すことにより、車体下面の空気も引っ張られるので、これによりダウンフォースが発生することになります。
しかし大切なのが車体後方まで空気を流してやるということです。
例えばルーフ後部にエアロスタビライジングフィンを取り付ければ効果は出ますが、ルーフ前方に付けても効果はほとんどありません。
取り付けるならボディ後方がポイントになってきます。
また前方でも効果を引き出そうとするなら、段差のある場所が良いでしょう。
ミラーに付いている車がありますが、これはミラーという段差があるので効果が出るのです。
小さい部品でも取り付け位置さえ決まればかなり効果のある物なので、皆さんも色々試しながらチューニングしてみてください。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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