翼端板の効果!GTウイングの性能アップ!自作も簡単にできます

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おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆

 
車の空力部品と言えば必ず出てくるのが【ウイング】です。

 
特にレーシングカーが付けているような形状をしたGTウイングは、車を地面に押さえつける強烈なダウンフォースを生み出します。

 

今回のテーマはGTウイングと思いきや、その両端部に付いている【翼端板】に付いて紹介&解説していきます。

 

 

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GTウイングとは

翼端板の前に軽くGTウイングについて解説します。

 

 

多くのGTウイングの断面は飛行機の羽を逆さまに付けた形状をしています。

 
上面はある程度真っ直ぐまたは凹んでいて、下面は膨らんでいるのがGTウイングの特徴です。

 

 

空気の流れを見て見ると下面の方が空気の流れる速度が速い事が分かります。
(青が遅く、赤色&黄色が速い)


この流速の差によって負圧が発生し、車体を押さえつけています。

 

 

圧力差を見るとよく分かります。
(青白い場所が負圧発生エリア)


つまり流れてくる空気を跳ね上げてダウンフォースを得ているわけでは無いのです。

 
(角度を変えてウイングを立てれば空気を跳ね上げることによるダウンフォースも得られますが、抵抗もかなり増します。)

 

 

詳しくはGTウイングの効果を解説!ダウンフォースの仕組みとは?に記載してあります。

 

翼端板とは

GTウイングのダウンフォースは空気の流速差を利用した負圧によりさせてる事が分かりました。

 
しかしこのダウンフォースをしっかり得るためには翼端板が不可欠になります。

 
車のウイングは飛行機ほど大きくないため、ウイングに当たる少ない空気を余す事なくダウンフォースにつなげる事が重要になります。

 
そのために翼端板があるのです。
GTウイングは下面が重要です。
せっかく入ってきた空気を全てウイングに通さなければなりません。

 
翼端板が無ければウイングの横から空気が流れ出てしまいます。

 
もしくは外側の横方向から空気が入ってくればウイング下面の空気の流れに乱れが生じてしまいます。

 
図のように翼端板があれば負圧を逃がすことなくしっかりダウンフォースを発生させる事ができます。

 



 

 

しかしこちらの図は翼端板が無いので正圧が横から入り込んで来ます。
(正確には正圧ではないですが)


この事から言えるのが翼端板は
• 下に長く
• 面積を大きく
の2つがダウンフォースを効果的に得られるポイントになります。

 
ただあまりにも大きくし過ぎると、負圧や走行風により翼端板が振動し破損する可能性も出てきます。

 
大きくするときは補強ステー等を使用し、ブレないようにしなければなりません。

 

 

 

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純正ウイング(スポイラー)の効果

純正でも車の後端に小さなウイングが付いているタイプの車種があります。

 

GTウイングとは大きさも高さも違いますよね?

 

これぐらいのサイズでダウンフォースを発生させる事ができるのでしょうか?
実はこれはダウンフォースのためのウイングではなく、空気抵抗を減らすためのウイングなんです。

 
走行中の車の後ろには空気の渦が発生しています。
この渦は車を後ろに引っ張ろうとする力があります。

 

これがいわゆる【ドラッグ】ですね。
そのドラッグを少なくするのが目的のウイングなんです。

 
気流をスムーズに後方に送り出す…

 

なので翼端板は必要ないのです。

 

 

ちなみにGTウイングはドラッグが増加する傾向にあります。

 
角度を立てていけばいくほどかなりの抵抗になってきます。

 

 

しかし最近の車は、車の形状自体が空気抵抗の少ないタイプになってきているため、このようなウイングが純正で装着されている物は少なくなってきました。

 

 

 

翼端板を自作する

ウイングは複雑な形状なので、なかなか自作する事は難しいですが、翼端板なら簡単に自作する事ができます。

 
簡単に自作できると言って、柔らかい材料で製作すると先程書いたように翼端板がブレるとウイングの効果は引き出せません。

 
翼端板にできる材料が
• FRP
• カーボン
• ベニア板
• アルミ複合板
等があります。

 
FRPをある程度重ねて整形しても良いですし、より強くするためにカーボンで作るのも良いでしょう。

 
またアルミ板をFRPで挟み込むとより強度が上がります。

 
ベニア板でもできますが、濡れたりすると段々と腐食してくる場合もあります。

 
アルミ複合板もかなり使えますが、ボルトの締め過ぎで変形する場合もあります。

 
例えばこれは私が以前に乗っていたS2000ですが、翼端板をアルミ板で作りました。
(その後、アルミをFRPで挟み込みました)



 

大きくするとブレやすくなるため、強度を出すために少し厚めのアルミ板を使用しました。

 
この翼端板だけで高速道路を走行した時の安定性がかなり上がったのを覚えています。

 

 

自作のメリットは【好きな形状を作れる】という事なので、翼端板前方を曲げてみたり、下部を曲げてみたりと色々試せるのが楽しいですよね ♪

 

 

 

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他の空力アップ部品

翼端板の他にもダウンフォースを向上させるアイテムがあります。

 

それが【ガーニーフラップ】です。

 

ウイング本体上部の後端にL字の小さなアングルを取り付けるだけで、大きなダウンフォースを得る事ができます。

 
先程の写真にも付いていましたね?

 

この黒い部分がガーニーフラップです。


ウイングメーカーから販売もされていますが、私はホームセンターでアングルを購入し貼り付けました。

 
取り付けは大きなガーニーフラップだとリベットで取り付けた方が無難ですが、小さなアングルは両目テープでも問題ありません。

 
実際今の愛車(MR-S)にもガーニーフラップを取り付けてますが、鈴鹿国際サーキットを全開で走っても取れる気配はありませんでした。
(約180km/h)

 
ガーニーフラップの効果は翼端板ぐらい大きく、是非試してもらいたい部分の1つです。
• 凄すぎるガーニーフラップの効果!誰でも簡単にダウンフォースアップ!

 

 

 

まとめ

GTウイングの効果を引き出すためにも必要な翼端板。

 

翼端板の役割は余計な空気をウイングに入れさせないという事です。

 

そのため大きくすればウイングの効果が引き出せます。

 

ですがそのためには取り付け部や翼端板の強度を上げなければいけません。

 

しかしそれぐらい翼端板の効果は大きいのです。

 
「今のウイングは小さくてあまりダウンフォースが無い…」

 
と悩んでいるかでは是非とも翼端板を少し大きくしてみると良いでしょう。

 

 

同時にガーニーフラップを取り付ければさらに効果は引き上がります。

 
自作でも作れるので皆さんも色々試してみてください。

 

それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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