おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
今回は完全に私ごとのお話になってしまうのですが、私のMR-Sがワイドボディになった事で以前製作したカナードがおはらい箱になってしまったので、作り直しました。
ワイドのフロントバンパーは当然横に広いので、カナードも全体的に横長の方がカッコいいのでは?と思いデザインしてみました。
ということで今回は私ごとですが、オリジナルカナード製作を紹介していきます。
オリジナルカナード製作開始!
市販の汎用品でも良かったのですが、汎用品になると横長の物はほぼ販売されていません。バンパーの横に取り付ける物が圧倒的に多いのです…
私はバンパー前方(ラジエーター開口部)から伸びるカナードにしたかったので、時間はかかりますが、FRPにて1から製作しました。
カナードの型作り
FRPで製作するので、型が必要になります。本当はアルミ板とかの方が良いのですが、コストや加工等を考えて段ボールで作りました。
(そこらへんに落ちてたからなんて言えない…)
段ボールをバンパー形状に合わせて切って、りそうの形になるようにしていきます。
サイド部分がしっかりと直角になるように、治具も段ボールで作りました。
FRPが剥離しやすいように養生テープを貼っていきます。
これで型は完了です。
本来ならこの型を使いマスター型を作るのですが、大量に作るわけでもなく、また物も小さいのでこの型で良しとします。
FRPの積層
型からFRPが剥離しやすくするためにワックスを型に塗っていきます。(私は余っていた専用の剥離剤を塗りました。)
養生テープが貼ってあるのでワックスを塗らなくても剥離できますが、念のため塗布しました。
型の準備ができたらガラスマットを型よりも少し大きく切り出します。
片側2層の予定なので、合計4枚を切り出しました。
マットを切り出したら樹脂を容器(私はホームセンターにある使い捨てタイプの安い容器を紹介)に入れ、硬化剤を樹脂に対して1%ぐらい混ぜ合わせます。
注:硬化剤は外気温により分量が変わるので、気をつけましょう。
混ぜ合わさったらハケ等で型全体に塗っていきます。
型に樹脂を塗ったら、マットを型に乗せてまた樹脂を塗って染み込ませていきます。
この時にマットから余分な樹脂はしっかりと取り除いておきます。
樹脂が多すぎると強度が下がるので注意しましょう。
さらに空気がマットに残らないようにする事も注意しましょう。
空気が残るとその部分の強度が弱くなり、そこから割れたりします。
一層目が積層できたらすぐに二層目の積層に入ります。
ここは最初の積層とほとんど同じ手順です。
ただあまりゆっくりしていると樹脂が硬化してしまうので、手早く作業していきましょう。
そのため最初にマットを型に合わせて切り出す必要があるのです。
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FRPを型から外す
樹脂が硬化したら型の形に合わせてサンダー等で余分な場所をカットします。カットが終われば型から製品を外します。
養生テープと剥離剤のおかげですんなり剥がれます。
型から取り出したら写真のような感じになりました。
結構良い感じです。
しかしこのままでは段差や歪みがあるので、パテでしっかりと整形していきます。
パテで形を整える
取り出した製品にパテを盛っていくのですが、今回はポリパテ(中間パテ)を使用しました。私の使用したパテはホームセンターやカー量販店でも売っているタイプです。
パテの盛り方や削り方は
• パテ盛とパテ研ぎのやり方を紹介!素人でも簡単にできる!
に記載してあります。
初めてパテを使う方は是非参考にしてみてください。
時間をかければ簡単に綺麗に仕上がります。
パテを盛っては研いで、盛っては研いで…
を繰り返してきちんと面を出していきます。
面か出たら一度サフェーサーを吹き付けて巣穴わ歪みを確認します。
歪みや巣穴があれば、またパテ盛りを繰り返します。
私は最終確認のために、艶あり黒で塗装しました。
艶のある塗料で塗装することで、より歪みがはっきりと分かります。
無事歪みは無かったのでいよいよ本塗装に入ります。
カナードを塗装する
色は結構悩みましたが、ブラックメタリックにしました。本塗装の前に400番のペーパーでしっかりとカナードを磨いて足付けしておきます。
そしてサフェーサーを吹き付けて、また軽くペーパーで磨いて下地を作ります。
塗装のやり方は
• お手軽缶スプレーを使いこなそう!コツや塗り方を紹介!
に記載してあります。
下地ができたので、メタリックブラックを塗って、その上にクリアを厚めに吹き付けました。
かなりヌメヌメ感が出たと思います。
これで塗装は完了です。
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カナードステー作り
カナードは完成しましたが、ステーがなければ取り付けることはできないのでステーを作っていきます。汎用のホームセンターで売られているステーでも良いのですが、ホームセンターのステーでは大きすぎるのと重量があるため、アルミのアングルから切り出して作りました。
ステーの幅は15mmで、一辺の長さは40mmです。
ステーに穴を開けるのですが、なるべく内側に穴を開けます。
あまり先端に穴を開けると、カナードを取り付けた時に力がかかりすぎるため、内側にボルト穴を開けます。
内側で固定すれば、端の方にカナードが乗っかるようになるので、ステー全体で支えられます。
バリ等を綺麗に処理すればステーの完成です。
カナードの取り付け
先程のステーをカナードに穴を開けて取り付けます。あまり大きなボルトだとかっこ悪いので、4mmの頭が平たいボルトを使用しました。
バンパーにしっかりと位置決めをしたらバンパーにも穴を開けていきます。
こちらは5mmのリベットで固定しました。
FRPのバンパーだと硬いのでリベットで固定できますが、純正のバンパーは樹脂で柔らかいのでリベットでは抜けてくる場合があります。
実際私は抜けてきました。
純正のバンパーの場合はボルトで固定する方が良いでしょう。
しっかりと固定できれば無事完成です。
まとめ
久しぶりにFRPでカナードを作りました。ガラスマットの積層までは時間はかかりませんが、やはりパテは結構な時間がかかりました。
ですが、丁寧にすればそのぶん仕上がりは格段に良くなります。
今回はカナードでしたが、色々な物も作っていきたいですね。
しかしカナードを付けると迫力が出ますね 笑
効果が出るように色々工夫したので、サーキット走行が楽しみです。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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