おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
GTウイング等ウイングは皆さんご存知ですよね?
付ければスポーツ感も出るし、サーキットを走れば安定性もかなり向上します。
しかし、そんなGTウイングも付ける場所や角度または高さで効果が変わります。
最近のスーパーGT車両などは車両よりも後方に取り付けられている事が多いですが、実は単にウイングによるダウンフォースのみを発生させているわけではなく、車全体のダウンフォースを向上させるために車両よりも後方に設置されているのです。
今回はそんなウイングの位置によるダウンフォースに付いて紹介していきます。
GTウイングとは
競技用車両等に付けられていたウイングを模して市販化されたウイングです。
一般的なスポイラーは走行風の向きを変える事でダウンフォース発生や風の巻き込みを低減させたりしますが、GTウイングは飛行機の翼のような断面をしており、負圧によってダウンフォースを発生させています。
GTウイングの詳しい解説は
• GTウイングの効果を上げる方法!固定や取り付け方を紹介!
に記載してありますので、よろしければご参照ください。
ウイングによる車体全体の安定化
さて、ウイングは一般的にトランクやリヤゲートといったリア部分に取り付けられます。これによりリアが押さえつけられ、トラクションを稼げたり、ブレーキング時にリアが安定するようになります。
ですが、実はリアだけじゃないんです。
安定するのはリアだけではないんです!
確かに直接押さえつけられているリアは1番安定しますが、なんと車全体が安定するのです。
先程もウイングは負圧によりダウンフォースを発生させると書きました。
負圧を発生させるウイングはリアに取り付けられています。
つまり車両後方に負圧が発生しています。
それにより、車体下部に流れてくる空気を引っ張りだす事ができるのです。
空気は狭い場所を高速で流れることにより負圧を発生させます。
これが車体下部で発生することで、いわゆるグラウンドエフェクトが発生するのです。
これにより車体全体が安定するということなんです。
スポンサードリンク
より車体全体を安定させるためには?
ウイングにより車体全体が安定する事は分かりましたが、より効果を引き出すためにはどうすれば良いのでしょう。リアバンパーをカットする
スムーズに車体後方に空気を抜くためには、リアバンパーが邪魔になる事があります。リアバンパーに空気が溜まる事でパラシュート効果が発生し、空気抵抗になるからです。
バンパーをカットするだけでかなり体感できるほどの効果がありますが、見た目もガラッと変わってしまうので万人向けとは言えません…。
ただ、1番コストが安い方法でもあります。
リアディフューザーを付ける
リアディフューザーを付ける事で車体下部を流れる空気は加速します。スムーズに空気が流れるようになるからですね。
それに先程のウイングの負圧が合わされば、車体下部の空気を素早くスムーズに抜き取る事ができるため、より車体全体を安定させる事ができるのです。
理想を言えばフロントアンダーパネルを付けたり、フルフラットにすれば効果は跳ね上がりますが、コストも高くなってしまうのがデメリットです。
ただリアディフューザーだけでも効果はあるので、オススメです。
ウイングを車両後方にマウントする
最初に書きましたが、最近のスーパーGT車両はウイングが車両後方に設置されています。これは障害物であるコクピットからなるべくウイングを遠ざけることで、ウイングの効果を最大限に引き出すまてだけではなく、車体後方で負圧を発生させて車体下部の空気を引き抜くためでもあります。
極端に言ってしまえば、リアバンパーよりも後ろにウイングがあれば、負圧により上手く空気を引き抜くことができるのです。
ただ車検的にはNGになるので注意が必要です。
スポンサードリンク
まとめ
ウイングはただ単にリアのダウンフォースを上げるためのものではありません。上手くフロア下やディフューザー等を組み合わせることで、車全体の安定性を上げる効果もあります。
ポイントになるのは、如何にリヤから空気を引き抜いてやるかです。
リヤバンパーの形状を見直したり、フロントバンパー下に入る空気量を増やしたりするだけでも効果は変わってくるでしょう。
特に雨の日に走行すれば、水しぶきで効果を確認することもできるので面白いですね。
皆さんも色々試してみてください。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
スポンサードリンク
あなたにオススメの記事はこちら