おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
マフラー等の吸排気系を交換する理由と言えば何があるでしょう?
【サウンド】【効率】【軽量化】等色々ありますが、やはりパワーアップに目がいくのではないでしょうか?
ですがこんな疑問も出てくると思います。
「本当に吸排気チューニングで速くなるの?」
「速くなったとしてもどれぐらい速くなるの?」
今回はそんな吸排気チューニングによるパワーアップの比較をしていきたいと思います。
吸排気チューニングとは
吸排気のチューニングと言えば代表的なのが• マフラー
• エアクリーナー
• エキマニ
• 触媒
等の交換になるでしょう。
排気系チューニングをする理由としては、排気効率アップになります。
エンジンは空気を吸って燃料を空気に混ぜて爆発させ、それを排気して動いています。
空気を吸って排気してると思ってる方が多いと思いますが、実は排気することにより空気を吸っているのです。
なので、排気系をチューニングすれば空気の入ってくる効率も良くなるのです。
効率をさらに良くするためには排気チューニングだけではなく、同時に吸気側のチューニングもしていくと良いでしょう。
ただし吸排気のバランスに気をつける必要があります。
抜けの良すぎるマフラー等に純正交換タイプのエアクリーナーでは追いつかない場合があるため、場合によっては剥き出しタイプのエアクリーナーを使用しなければいけなくなります。
また吸気側だけを効率良くしても排気が上手くされなければ空気が入らないので、パワーアップ等の体感は少なくなるでしょう。
吸排気チューニングによるパワーアップの比較
では実際に吸排気チューニングをしたらどれだけの差が出るのでしょう。こちらのグラフを使って比較します。
テストしたコースは鈴鹿フルコースで、計測した場所はバックストレートになります。
使用した車はトヨタMR-Sで、赤のラインは吸排気はほぼノーマルのエキマニのみ社外品に交換した時の物です。
グレーのラインは吸排気チューニング後のラインで、チューニング内容は
• マフラー
• エアクリーナー
• エキマニ
• スポーツ触媒
• ビッグスロットル
になります。
ただ赤のラインはドライコンディションでしたが、グレーのラインはウェットコンディションでした…。
ですがより一層その差が分かりやすくなりました。
赤のラインとグレーのラインの立ち上がり速度は約20km/hも違いますが、吸排気チューニング後のグレーのラインが追いついて来ています。
ウェットコンディションで立ち上がりでアクセルオンが遅くなってるにも関わらず、20km/h差がほとんど無くなっています。
もしこれがドライコンディションだったら確実に最高速も変わってくるでしょう。
吸排気チューニング検証 ミニサーキット
「ロングストレートでは効果あってもショートコースなら大差出ないのでは?」そう私も思いミニサーキットでも検証しました。
ストレートの長さが400mではどれぐらい速度差が出るのでしょう?
こちらは吸排気ノーマル(エキマニのみ社外品)のストレート速度です。
最高速は131.1km/hです。
次に吸排気チューニング後のデータです。
最高速は136.8km/hです。
その差が約6km/hも出ました!
「そんなのブレーキング遅らせただけじゃないの?」
確かに一区間の速度だとそう思うかもしれませんが、コース全ての区間の速度を見てみましょう。
吸排気チューニング後
吸排気ノーマル
全ての区間での速度が上がっています。
結果、吸排気チューニングをしっかり行えば車は速くなると言えるでしょう。
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吸排気チューニングの注意点
しっかり行えば効果は出る事が分かりましたが、いくつかの注意点があります。まず1つに【排気音量の増加】があります。
排気効率を上げると、どうしても排気音量は増加していってしまいます。
例え車検対応マフラーと謳っている商品でも、エキマニやスポーツ触媒といった排気チューニングをしていけば車検が受からない場合も出てくるのです。
また吸気チューニングを同時にしていけばさらに排気音量は増えていく為、注意が必要になります。
そしてもう1つが【周囲の熱害】です。
純正のエキマニには遮熱板付いていたり断熱材が入っていたりしますが、チューニングの為に社外品を取り付けるとこれらが無くなる場合もあります。
その為、周りのセンサーや部品が排気熱に直接晒されてしまいます。
もし社外品のエキマニ等に交換した時はバンテージを巻いたり、配線に耐熱ホースを巻くなりして対策しましょう。
私もエキマニにバンテージを巻いていますが、そのおかげで熱害は全くありません。
バンテージを巻くとエキマニが割れると聞きますが、私は今まで割れたことはありません。
そんなバンテージの効果はこちらの記事に記載してあります。
• バンテージの効果を紹介!バンテージを巻いてトルクアップ!?
まとめ
吸排気チューニングをすることによりパワーアップをする事ができます。マフラーだけでは体感できなかったとしても、全体をバランスよくチューニングしていけば必ず体感できるようになります。
過給器の付いている車両なら特にその恩恵は大きくなるでしょう。
ただチューニングによる熱害も発生する恐れがある為、しっかりと熱対策も見直す必要があります。
最終的にはECUもチューニングしセッティングする事で、さらにその性能を引き出す事ができるでしょう。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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