MR-Sは剛性が低い!?剛性アップにありがちな勘違い!

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おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです。
MR-Sは剛性が無いと言われていますが、本当にそうなのでしょうか?

ってことで今回は【MR-Sの剛性】についてお話ししたいと思います。

MR-Sは大きく分類して《前期》《後期》に分けられます。
(正確には 中期とファイナルがありますが)

もちろん前期と後期には大幅な改善点の違いが存在します。

その大幅な変更点は
• フロントメンバーの追加
• 補強バーの追加
になります。

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ここで気づく人がいるかもしれませんが、これらの補強は全て 足回り の補強です。

ボディに関する補強はほとんど変更されていません。

社外品も前期は足回りに関する部品が出ています。
要するにMR-Sは
ボディ剛性が低いのではく、足回り剛性が低い
と言うことですね。

ボディ剛性が低いと思っている方は勘違いですよ?

ロアアームバー等の効果がかなりあるというのも、足回り剛性の低さを表していますね。

「MR-S買ったけど、剛性が無いから取り敢えずタワーバー入れよう!」

こう思う人は少なからずいると思います。

しかし足回り剛性の低いMR-Sにタワーバーのみを付けてしまうと、今まで力の逃げていたストラットの力がアーム取り付け部に集中します。

MR-Sでタワーバーを付けたら乗り心地が休みに悪くなったと聞くのは、アーム取り付け部の歪みが大きくなったからだと思われます。

なのでMR-Sの前期型に関しては、タワーバーの前にロアアームバーの装着をオススメします。

 

《各社の足回り補強部品》

オクヤマ MR-S メンバーブレース

オクヤマ MR-S メンバーブレース 2

TRD MR-S メンバーブレース

 

 

後期型はフロントにメンバーが追加されており、そもそもの構造が前期と異なります。

なので後期型に関してはタワーバーのみで十分だと思われます。

以前から何回も言ってると思いますが、補強したからといって入力される力が減ることはありません。

10力が入れば、必ずボディに分散して10の力が加わります。

特に弱い箇所に力は行きやすいので、足回りの剛性を上げることでうまく分散させることを目指して補強していきましょう。
闇雲に補強していってもいけません。

補強をすればするほどサスペンションの仕事量が増えロールも増えていくので、自分の走るステージに合った補強がベストです。

足回りはノーマルなのに補強はバッチリ!
おそらくこの様な車は凄くピーキーになると思います。

剛性を上げることで限界域も高くなりますが、サスペンションの限界域は変わりません。

剛性を上げサスペンションがすごくしなやかに動くようになるために曲がれると勘違いし、いつもより速いスピードでコーナーに進入するとアンダーやオーバーを引き起こしやすくなります。

ボディ剛性チューニングの真意は《サスペンションの限界域を引き出す》ことにあります。
話はズレてしまいましたがMR-Sの場合は、ボディ補強をするなら、まず足回りの補強からする!が一番ローコストになると思います。

足回りの補強をして、なおかつそれでも足りないなら、フロアの補強やサイドバー等の追加をしていきましょう。
車により有効な補強箇所は変わってきます。

まずはノーマルの特性を理解し、その特性を引き出すために練習してから補強していくと、その補強部品がどのように作用しているのかが分かりやすくなりますよ。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ボディ補強の有効箇所

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