おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
春も終盤!段々と気温も上がり暑くなってきました…
そろそろ昼は半袖でも良いかな?
そうも思ってる方もいるのではないでしょうか ♪
人間が暑く思うのですから、当然車も暑いはずです…
なので今回は車の【エンジン冷却系】についてお話ししていきたいと思います。
1. エンジン冷却系の種類
真っ先に思いつくのはラジエータではないでしょうか?その他にも
• LLC(ロングライフクーラント)
• ローテンプサーモスタット
• オイルクーラー
• クーリングファン
等、色々ありますね。
しかし全て付ければ良いのかと言えば、それは間違いです。
エンジンを冷やしすぎても調子が悪くなったり、パワーが下がったりしてしまうのです。
これはコンピュータが水温で燃料の濃さを調節しているからですね。
車によっても変わりますが、おおよそ82〜90℃ぐらいがほとんどではないでしょうか。
それでは私のオススメする順番で紹介していきます。
2. LLC(ロングライフクーラント)
クーラントには様々な種類があります。
例えば
• 街乗りが主なスタンダードタイプ
• スポーツ走行用のタイプ
の2種類がありますが、どういった違いがあるのか見てみましょう。
a. スタンダードタイプLLC
純正で最初から入っていたり、量販店で購入できる物です。
最近はスーパーLLCや、ウルトラeクーラントと言った寿命の長いも物も存在します。
スタンダードタイプLLCの色は赤や緑がありますが、スーパーLLCやウルトラeクーラントはピンクや青となっています。
注意点は普通のLLCに、スーパーLLC等を混ぜてはいけないというこです。
もしスーパーLLCに変えたい場合は、念入りに水抜きをし、完全にエンジン内やラジエータ内に古いLLCが残らないようにしてから交換してください。
b. スポーツ走行用LLC
スタンダードタイプと機能は同じですが、LLC自体の熱伝導率が高いタイプです。
熱伝導率が高いと、水温がすぐ適温になったり、ラジエータで効率よく冷やされたりされます。
また潤滑性能も高い場合があるので、ウォーターポンプ等の動きを良くしたり、部品のダメージを少なくしてくれるといった効果もあります。
特殊な成分が使われているので、価格は高めです。
またこのタイプは水で原液を薄めるのではなく、そのままラジエータに入れるタイプがほとんどです。
リザーブタンク内のLLCが少なくなったとしても、絶対に水を入れてはいけません!
理由は効果が薄れる可能性があるからです。
注ぎ足す場合は、同じLLCをそのままリザーブタンクに入れるようにしましょう。
2. ローテンプサーモスタット
LLCの次にお手軽なのがローテンプサーモスタットです。サーモスタットとは、エンジン内の水温を適正な温度にしてあげるのを目的とした部品です。
イメージはエンジンとラジエータの仕切り板と言ったところです。
水温が低い時はサーモスタットを閉じて、ラジエータにLLCが通らないようし、水温を素早く適正まで上げています。
そして水温が上がればサーモスタットが開き、LLCがラジエータを通るようにしてあげて、水温を下げています。
例えば適正温度が85℃のエンジンがあったとします。
そして純正のサーモスタットは80℃で開きます。
街乗りでは適正温度を保てますが、スポーツ走行をすればあっという間に100℃近くまで上がってしまいます。
ではこのエンジンに70℃で開くローテンプサーモスタットを付けると、街乗りでは75℃ぐらいですが、スポーツ走行では85℃を保てるということになります。
ただし、街乗りでは適正温度から少し低くなってしまうので、燃費が悪くなったり等の弊害が出てきたりします。
「どっちもベストな状態で走りたい!」
なかなか難しい事ですが、そんな方のために【ミドルテンプサーモスタット】という物もあります。
例で説明したローテンプサーモスタットは70℃で開きましたが、ミドルテンプサーモスタットは75℃で開くようになってます。
ただどちらもベスト!という上手い話にはなりません。
【どちらもベストに近い温度になる】
ということなので、注意してくださいね ♪
3. ファンスイッチコントローラ(センサー)
サーモスタットで水温を下げても、肝心のファンが回らなければ冷却効果は半減してしまいます。
「純正は85℃でファンが回るのに、ローテンプを入れたら温度がそこまで上がらないからファンが回らない!」
こんなこともありえますね…
ローテンプで水温が下がってるのだから、ファンはいらないのでは?
確かに水温が下がっているので、ファンが回る必要はありませんが、それは走行中の話です。
走行中はラジエータに走行風が当たりますが、停車時や十分な走行風が得られない速度だとローテンプを入れても温度は上がる一方です。
なので、ローテンプを入れたらファンの回り始めを早くするコントローラやスイッチが必要になってくるのですね。
(ホンダ車はラジエータにファンのセンサーがあるので、それを変えればファンの回り始めを早くすることができます。)
余談ですが、私はファンコントローラスイッチを付けていません。
「それじゃ、ファンコントローラスイッチの説得力がない!」
こう言われそうですが、私はLLCを高性能の物に交換してあります。
先ほども書きましたが熱伝導率がいいので、ラジエータでの放熱も当然良くなります。
すると十分な走行風が無くてもある程度は冷却してくれるのです。
これは私自身が実証済みなので、ほぼ間違いありません。
4. 強化ラジエータキャップ
最初に言っておきます。これはオススメしません!!
ラジエータキャップとは、ラジエータに圧力をかける事により、冷却水の沸点を上げる役割をしています。
普通の水は100℃で沸騰しますが、圧力をかける事により沸騰が120℃や130℃になったりします。
これは冷却水でも全く同じです。
沸騰すれば冷却水に気泡が発生し、ウォーターポンプで上手く冷却水を循環できなくなってしまったり、エンジンが異常燃焼したりと大変危険です。
そのためにラジエータに圧力をかけ、沸点を上げるラジエータキャップが付いています。
純正は0.6キロや0.8の圧力の物がほとんどですが、強化品は1.2や1.4など高圧力になります。
これによりもちろん沸点はかなり上がります。
しかし落とし穴があります。
例えば1.2キロの強化ラジエータキャップを付けたとします。
沸点は140℃まで引き上げられました。
しかし140℃はすでにオーバーヒートの温度です。
ここで気づいた方もいると思いますが、沸点を上げても冷却性能はほぼ上がらないのです。
ではなぜ強化品があるのでしょうか?
それは大容量のラジエータに交換した場合、純正だと圧力不足になってしまうからです。
また例え話でもうしわけありませんが、純正のラジエータキャップは純正のラジエータに合わせた圧力になってます。
強化ラジエータは大抵が容量が大きくなっており、当然冷却水の量も増えています。
強化ラジエータは容量が大きいので、純正で圧力が0.6のラジエータキャップを使っても、0.4の圧力ぐらいになってしまうでしょう。
ペットボトルロケットなら500mlの物と2lの物で0.2の圧力をかけても、500mlはパンパンになるかもしれませんが、2lはまだまだ空気が入りますよね?
(例でペットボトルロケットを使いましたが、私はペットボトルロケットに関しては素人なので圧力が違ってると思いますがご了承ください。)
なので、純正ラジエータに強化ラジエータキャップを付けても意味がほとんど無いのです。
むしろデメリットがあります。
圧力を上げるので、エンジンからの水漏れや、ホース繋ぎ目からの水漏れが発生する事場合が出てきます。
最悪ラジエータホースが破裂してエンジンがオーバーヒートを起こし、エンジンブロー…
十分に可能性はあるので注意してください。
5. まとめ
今回は主に水温について話してきました。まずはLLCを高性能の物に交換し、ローテンプサーモスタットを導入する。
これだけでもかなり効果が出てきます。
下手に大容量の強化ラジエータを付けると、水温が上がらなかったり、容量アップによる重力の増加に繋がります。
強化ラジエータは先ほどのLLCやサーモスタットを交換して、それでもダメならようやく強化ラジエータでも良いと思いますよ ♪
なるべくコストをかけずに、効率の良い方法を発見していくのもチューニングの醍醐味なので、皆さんもどんどん試して行ってみてください!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
【関連記事】
• エンジンのフィーリングを上げる方法紹介!
【注目記事】
• 意外と知らないタワーバーのメリット&デメリット
• ボルテックスジェネレーターの効果!
あなたにオススメの記事はこちら