荷重移動
おは、こんにち、こんばんは☆初めましての方は初めまして♪ちゃまです☆
運転が上手くなりたい!
速く走れるようになりたい!
自在に車をコントロールしたい!
走るのが好きな方なら必ず思う事ですね。
そして雑誌等を参考にしていくのですが、必ず出てくるワードがあります。
それは【荷重移動】です。
文字通り車の荷重を移すことなのですが、ドラテクはこの荷重移動の塊と言っても過言ではないでしょう。
そんな荷重移動について本日はお話ししたいと思います。
• 荷重移動って?
先に述べた通り車の荷重を移す事です。
走行中にブレーキを踏めば、当然車は前のめりになります。
これが荷重移動です。
他にも右にハンドルを切れば左に荷重が移動し、アクセルを踏めば後ろに荷重が移動します。
車に乗ったことのある人なら100%荷重移動をした事があるでしょう。
車を単なる移動手段と思ってる方も荷重移動をさせています。
車に乗らなくても、公共交通機関のバス等を利用中でも荷重移動を体感します。
しかし、この荷重移動を意識しながら運転している人はほとんどいないと思います。
スポーツ走行ではいかにこの【荷重】を意識できるかがキーポイントになってきます。
• 荷重をかける意味
ではなぜこの荷重をかける必要があるのでしょうか?答えは
【止まる】【加速させる】【曲がる】
ためです。
基本的に車は荷重がなければこれらの動作は行えません。
極端な例になるかもしれませんが、90キロで走行している車Aと100キロで走行している車Bで、同じコーナーを曲がってもらいます。
(コーナーは90キロでギリギリ曲がれるものとします。)
この時にAのアクセルは一定で、Bはアクセルを離すとします。
どちらがスムーズに曲がれるでしょう。
答えはBです。
何故ならアクセルを離したことにより、フロントに荷重がかかっているからです。
荷重をかけることでタイヤのグリップが荷重の分だけ向上します。
つまり良く曲がるという事ですね。
これはブレーキング時や加速時の時も同じです。
ブレーキング時は良く止まり、加速時は良く進みます。
• スポーツ走行の荷重
さてここからが本題ですね。スポーツ走行する上で荷重は絶対です。
先ほど荷重を乗せればタイヤのグリップが向上すると言いました。
では荷重を乗せれば乗せるほど車は曲がったりするのでしょうか?
いいえ、荷重を乗せすぎると車は曲がらないのです。
タイヤにはグリップの限界があります。
それを超えるような荷重をかけても絶対に曲がりません。
なので適度な荷重をかけるということを意識してください。
極端に言うと、荷重を抜いて曲がっても良いぐらいです。
もっとも荷重を重要視する箇所はハンドルの切り始めなので、車の向きが変わってしまえば、後は荷重を抜いて軽くなったフロントを出口に向かわせるだけです。
フロントは絶対に軽くした方が断然曲がります。
コーナーで車が曲がらない!
という方は荷重のかけすぎが原因というのが多いです。
また荷重が移動するにも時間がかかります。
ブレーキを踏んだ瞬間にハンドルを切っても車は曲がりません。
助手席に荷物を置いて急ブレーキをかけたら、荷物が前に飛んでいきます。
その時荷物は一瞬で飛んではいきませんよね?
飛んでいくスピードは速いかもしれませんが、時間がかかります。
荷重も同じです。
ブレーキをかけた瞬間は荷重はまだフロントにはかかっていません。
なので、ブレーキをかけた瞬間にハンドルを切っても曲がらないというわけです。
助手席の荷物と同じで時間をかけて移動していきます。
これらを踏まえて考えると
1. まずはコーナー進入手前でブレーキをかけます。
2. 十分にフロントに荷重が乗ったら、乗せすぎた荷重を抜くためにブレーキを少しリリース。
3. 適度な荷重がかかった状態でハンドルを切る
という順序になりますね。
加速時も同じです。
いきなりアクセリを開けても荷重はフロントにあるので、リヤタイヤは簡単に滑ってしまいます。
なのでゆっくり加速状態を作って、リヤに荷重を移動させてからアクセルを開けるわけですね。
• まとめ
荷重移動は色々な場面で行いますが、大切なのは• 荷重過大にしない
• 荷重が移動するまでに時間がかかる
• 車の傾きを意識する
この3点を意識しながら運転すれば、かなりスムーズに車をコントロールすることができるでしょう。
特に大切なのが《落ち着いて走らせる》ということです。
勢いだけでは絶対に正確にはコントロールできません。
冷静に先読みをしながら丁寧な運転をしてください。
それでは本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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